2005.12.17

ABC安部憲幸アナウンサーが語る仰木さん

プロ野球の近鉄とオリックスで監督を務めた仰木彬前監督の訃報については、先日も触れたところだが、こちら関東地方ではそれほど大きくマスコミが取り上げたという感じはしない。やはりパリーグ一筋、かつ関西の球団という経歴によるもののせいなのか、世間の野球に関する関心が下がっているせいなのか。
(※追記)どうも悉く自分の見るタイミングが悪かったようで、第1報は簡単だったものの、その後に結構ニュースとして取り上げられたらしいです。

 さて、旧近鉄球団と最も関係の深い放送局といえば大阪のABC朝日放送。ここは例の川崎球場での「10・19」を放送した局であり、その「10・19」第二試合を実況(テレビ)し、その後、年末放送された「ニュースステーション」の特集の出演や、翌年、近鉄が優勝して出場した日本シリーズの実況等で関西以外のファンにも知られたのが、同局の安部憲幸アナウンサーだ。

 安部アナはABCラジオで長年「近鉄バファローズ・アワー」を担当し、また、ほとんどは関西ローカルの放送だった近鉄戦で多数実況を担当。「近鉄」とくれば安部憲幸アナだったのだが、今回の訃報に際して、関東の新聞各紙ではやはりコメント等は掲載されず(しかたないが)、今どんな気持ちだろうか…と思っていたところ、ABCラジオの朝ワイド「おはようパーソナリティ道上洋三です」に電話でゲスト出演。幸いにもこの部分がABCのインターネットラジオ「Webio」で公開され、放送エリア外でも聴くことができた。

 「Webio」のページはこちら→ 安部憲幸アナウンサーが語る仰木さん(12月16日放送分)

 詳細は放送部分を聴いて欲しいのだが、昭和50年から担当したという「近鉄バファローズアワー」等を通じてコーチ時代から仰木監督に関わった経験から、あの「10・19」の思い出・裏話や、ユニフォームを着た時、脱いだ時の仰木彬さんという人物について、そして、病状は今に始まったことではなくずっと前からだったこと、ずっと球場に人を呼ぶことを考えていたこと等が語られている。
 朝のワイド番組は遠距離受信でも受信できず、ネットの普及で、こうして部分的にでも地方の放送が聴けるようになったのはありがたいことだ。


 余談だが、それにしても今回の仰木前監督の訃報の関東地方における扱いは、わりとあっさりとしているように感じる。もちろん、一日中テレビ・ラジオや新聞各紙をくまなくチェックしたわけではないのだが、訃報翌日のスポーツ新聞は、1面トップには来たもののホントに1面だけというところもあったし(それとも版によって違うのだろうか)、訃報を伝えたテレビニュースもフジテレビの「すぽると」以外は、ほとんど「その他のニュース」扱いだった。(※追記・冒頭にも書いたように、その後に結構放送したところもあるようです。)
 その「すぽると」についても、なぜか横浜の佐々木、三浦、巨人の元木など、なんら仰木監督との接点のない選手にインタビューし、案の定大したコメントはなかった。
 ネット上では、「その日同局で『珍プレー・好プレー』の番組収録が行われていたため、たまたまそこに出ていた選手がインタビューされたのだ」という書き込みがあったが、もしそうなら、そんな「おざなり」なインタビューなら、わざわざやらなくていいだろうと、いい気持ちがしなかった。訃報から時間がなかったということなのだろうが、コメントさえ取れればいいというものでもないと思う。

 今のところ関東地方では今回の訃報に際して特集企画の類が予定されているという話は聞かないが(関西ローカルではあるのだろうか?)、近鉄の「10・19」から翌年の劇的なリーグ優勝、そして日本シリーズでの敗退や、オリックス時代の震災の年の初のリーグ優勝と翌年の日本一など、素材はいっぱいあると思うので、ぜひともそんな特集や特番の類をやってほしいものだ。
 また、先日も少し書いたが、「10・19」についてはビデオは出ている(文藝春秋Numberビデオ)ものの、この機会にぜひとも、ノーカットで当時の放送をもう一度見てみたい。スカイA(ABC系列のCS放送局)には、年末年始の企画としてぜひともお願いしたい。

(追記)
・NHKテレビが追悼番組「仰木 彬さんをしのぶ」を放送する。ただし近畿圏のみの放送だとのこと。日時は2005年12月20日(火)19:30~19:56。出演者は新井宏昌さん、吉井理人さん、梨田昌孝さん。
 情報元は、オリックス・バファローズ公式ページ「ヘッドラインニュース」より。


(参考)
アナウンサープロフィール 安部憲幸(朝日放送公式ページ)

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[訃報]前オリックス監督の仰木彬氏が死去


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2005.12.15

[訃報]前オリックス監督の仰木彬氏が死去

ニッポン放送の「東貴博ニッポン全国ラジベガス」で、ゲストの三宅裕司さんの「ヤンパラ」関係の懐かしい話を聴いていたところに、突然ニュース速報が入ったのだが、内容を聞いて驚いた。前オリックス監督の仰木彬氏が亡くなったという。以下はYOMIURI ONLINE(読売新聞)から。

前オリックス監督の仰木彬氏が死去
 プロ野球の近鉄とオリックスで監督を務めた仰木彬(おおぎ・あきら)さんが15日、福岡県内の病院で死去した。70歳だった。

 福岡・東筑高から1953年夏の全国高校野球大会に出場し、54年に西鉄に入団。三原脩監督の指揮で黄金時代を築いた西鉄の二塁手として活躍し、67年に引退。70年から18年間、近鉄コーチを務め、88年から92年まで監督。ロッテとのダブルヘッダーとなった88年最終戦は、時間切れ引き分けでリーグ優勝を逃した。その日付の「10・19」は、球界の語り草となっている。

 翌89年にリーグ優勝。94年にオリックス監督に就任。阪神大震災に見舞われた95年には「がんばろう神戸」を合言葉に、パ・リーグ制覇を成し遂げた。96年にはリーグ連覇を果たしたうえで“長嶋・巨人”を破って日本一にも輝き、正力松太郎賞を受賞した。

 今季、近鉄とオリックスが統合された新生「オリックス・バファローズ」の監督に就任。巧みな選手起用でプレーオフ進出争いを演じ、最終的には4位だった。今季終了後、監督を勇退し、オリックスのシニアアドバイザーに就任していた。

 データを生かした緻密(ちみつ)で、なおかつ大胆なさい配は「仰木マジック」と称賛された。近鉄では野茂英雄投手をエースとして起用、オリックスでは、無名だった鈴木一朗外野手(現マリナーズ)を「イチロー」の登録名で、7年連続首位打者を獲得する球界のスーパースターに育て上げた。

 監督としての通算成績は近鉄、オリックス時代の14年間で988勝815敗53引き分け。勝率5割4分8厘。

 ネット上にはいくつか記事が上がっているが、現時点で一番過不足なくまとめていると思うのがこの記事だ。
 元々自分は在阪球団を中心に応援してきたこともあって、上記記事のうち、88年最終戦「10・19」は当時、試験勉強そっちのけで、急遽放送されたテレビ朝日のCM抜き全国中継にかじりついたものだ。
 手元には市販の「10・19」のビデオ(文藝春秋Numberビデオ)があるが、かなりダイジェストになっているのに今見返しても当時の興奮がよみがえってくる。できればスカイAあたりで、当時の放送のまま(ABCローカル→全国ネット→ニュースステーションへ食い込み)再放送してもらいたいのだが…。

 そして、95年の「がんばろう神戸」パ・リーグ制覇、そして翌年の日本一は、球場へは行けなかったもののテレビ・ラジオの生中継で観戦。個人的には、今思えば一番プロ野球に関心を持って見ていて、また、自分の関心に応えてくれるような面白く見ごたえのある試合が見られた時期だった。


 その「仰木マジック」と呼ばれる采配だが、確かに、何か「オモロイことをやってくれる」という印象が仰木監督にはあったし、単に奇をてらって面白いだけでなく、今シーズンも3年連続最下位だったオリックスを大した補強もなく4位に押し上げたように勝負も強かったから(でも、ダントツに強いというところまで行かないのがまた面白い)見ていて楽しかった。こういう監督はこれからなかなか出てこないだろう。

 ちなみにオリックス日本一の後は、あの玄人集団を次々と解雇・トレードして案の定見事に弱体化していくオリックス球団のやり方を見るにつけ、自分自身は野球そのものへの関心が薄れていってしまった。
 だから昨年からのオリックス・近鉄合併のゴタゴタを見ていて、「こんなところに仰木監督が担ぎ出されないといいけど…」と危惧していたところ、やっぱり担ぎ出されてしまい、応援しようかしまいか複雑な気持ちになったものだ。それにしてもまたまだ活躍されると思っていただけに、残念で仕方がない。

 故人のご冥福をお祈りいたします。

<ラテログ内関連記事>
・ABC安部憲幸アナウンサーが語る仰木さん


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2005.10.26

千葉ロッテマリーンズ日本一!ちばテレビは今夜優勝特番を放送決定

千葉ロッテマリーンズと阪神タイガースとの日本シリーズ第4戦が10/26に甲子園球場で行われ、ロッテが3-2で勝利。これで千葉ロッテマリーンズはシリーズ無傷の4連勝となり、1974年以来31年ぶり日本シリーズ優勝の栄冠を手にした。

 関東地方では、この試合の模様を、テレビはTBSが中継。ラジオはNHK第一をはじめ、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、ラジオ日本の各局が中継。地元局のBAY-FMはやはり中継はなかったが、優勝した直後にパーソナリティによって優勝の一報が伝えられた。
 なお、全国のラジオ局の中継状況については、「みむめもーど」さんの10/26の記事「今日で最後か? 日本シリーズ」で詳しくまとめられているのでそちらを参照願いたい。

 一方、地元テレビ局のちばテレビのほうは、やはりニュース番組「ニュースC-MASTER」の放送時間帯にかかったため、番組中は地震速報や選挙速報のようにL字画面による試合経過を放送。番組中のスポーツコーナーでは、もちろん試合の途中経過を速報。( 「A-Style」さんのところの10/26の記事「ファイト!ファイト!ちば!」に画面写真あり。)
 優勝決定の瞬間は別の特集のVTR中だったため、すぐには速報できなかったのが残念だが、特集終了後はさっそく甲子園球場からの電話リポートを入れるなど、マリーンズ優勝の報道へ。先日パリーグ優勝のときも涙ながらに優勝の報を読み上げた永山美穂さん(10/21の記事参照)は、今日は満面の笑みだった(笑)。

 また、今日は千葉マリンスタジアム等からの生中継はなかったが、本日の深夜2時30分から「おめでとうマリーンズ日本一」と題した優勝特番を放送することも決定した。ちばテレビだけにさすがにキー局並みの質量は期待できないかもしれないが、マリーンズファンの方は必見だ。(参考:ちばテレビ番組表10/26

 試合そのものについての感想だが、阪神が得点機を掴みつつも併殺等でことごとくチャンスを潰しているのに対し、ロッテはこれまでどおり自分達のペースで試合を進めていたように見えた。唯一ロッテ側から見てヒヤリとした場面といえば、抑えのピッチャー小林雅の登板後、いきなりフォアボールでソフトバンク戦での悪夢の逆転負けを一瞬思わせた時ぐらいか。
 今日の試合もスコアで見れば確かに接戦なのだが、プレーの内容は特に阪神側がシーズン中のような戦い方が出来ていなかったこともあって、どちらかと言えば消化不良な展開とも言え、プレーオフでのソフトバンクとの息詰まる試合展開に比べれば、若干物足りなさが残った。
 しかしなんといっても31年ぶりの優勝というのはめでたい。日本一おめでとう!

<ラテログ内関連記事>
・千葉ロッテマリーンズ、リーグ優勝。そのときちばテレビは?

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2005.10.21

千葉ロッテマリーンズ、リーグ優勝。そのときちばテレビは?

もう今更の話題なのだが、せめて日本シリーズが始まる前に、ということで。

 10/17にパリーグ優勝を決めた千葉ロッテマリーンズ。この日の地上波のテレビ中継はテレビ東京系が担当し、視聴率不振が続いた今期にしては、それなりの視聴率を稼いで話題になったところだが、マリーンズの地元局であるちばテレビでは、やはりこの試合の中継はなく通常編成だった。
 まあ、いくら優勝がかかった試合とはいえ、他に地上波の中継がないならともかく、テレ東が放送してくれれば千葉県民と周辺のマリーンズファン的にはとりあえず問題のないところなんだろうが、阪神タイガースを応援するサンテレビ(兵庫)まではいかなくても、西武ライオンズを応援するテレビ埼玉ぐらいに何かやってくれないかなぁ…と、優勝決定した直後にちばテレビにチャンネルを合わせてみたところ、、、

 おや?千葉マリンスタジアムが映っている。生中継か?どうもそうらしい。雨でずぶぬれになったレポーターが、スタンドで優勝の瞬間を見ていたファン(当日、マリンスタジアムではパブリックビューイングをやっていた)へ感激の優勝インタビューをやっているではないか。
 この時間はちばテレビの夜のニュース番組「ニュースC-MASTER」(月~金 よる 9:00~9:55)の時間なのだが、その中で優勝決定の報を受けて千葉マリンスタジアムからの生中継を入れたらしい。これはかなり画期的だ。

 「え?生放送のニュース番組なら特段珍しくないよ」と思われるだろうが、そこはちばテレビ。ニュース番組の中で現場からの生中継が入ることは普段あまりないのだ。基本的にはスト・大型台風等によってJR総武線が止まった時の千葉駅からの中継ぐらいか。
 そんなわけで、今回の場合、17日にマリーンズが必ずしも優勝するとは限らない中で中継スタッフを送り込んでいたというのは、失礼ながら(苦笑)ちばテレビさんにしてはかなり力を入れていたはずだというわけ。

 感激するファンとレポーターの中継が終わったあと、毎週1つのテーマに関して視聴者からの意見を募集するいつものコーナーがあるのだが、こちらのほうも今週のテーマは「今年のマリーンズMVP」。
 コーナーを担当するアシスタントの永山美穂さんは、テーマを読み上げる最中から、すでに感極まって目がウルウル状態。コーナー告知が終わってメインキャスターの山口亜紀さんから「優勝良かったですね」と話を振り出すと、とうとうこらえ切れなくて泣き出してしまった。必死に「マリーンズのコーナーを担当してから4年目になるけど、こんな瞬間がくるとは思わなかった」というコメントを言うのがやっと。弱い頃からずっと応援してきたからこそ、格別なんだろうね。ここらへん地元局ならでは光景を見た感じで、特別マリーンズのファンではない自分もなんだかうれしくなったりした。

 ちなみに千葉の地元局といえばラジオの「BAY-FM」(FMサウンド千葉)があるのだが、こちらはというと、普通の音楽番組で、いつもと構成が違うのかいつもどおりなのかはよく分からず。
 BAY-FMのほうは、埼玉のFM局「NACK5」みたいに普段から野球中継をしているわけでもないので、それほどプロ野球との縁はないのかもしれないが、生放送のリクエスト番組らしく、一応、リスナーからの優勝おめでとうメッセージが読まれていた。

(10/26追記)
・千葉ロッテ日本シリーズ優勝に伴い、関連記事をアップ。
 「千葉ロッテマリーンズ日本一!ちばテレビは今夜優勝特番を放送決定」 


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2005.09.29

速報:阪神優勝でABCラジオは特番放送中

阪神タイガースのセ・リーグ優勝に伴い、ABCラジオ(大阪、1008kHz・50kW)は甲子園球場からの試合中継に引き続き、予告どおり優勝記念特別番組を放送中。司会進行はABCアナの芦沢誠、ABC解説者の佐々木修など。なお、「ABCミュージックパラダイス」は休止。

 ・ABCラジオの告知ページ

 優勝特番は試合中継が終了した9時20分過ぎ頃からスタート。これまでのところ、優勝決定試合の実況を担当できた中邨雄二アナの喜びの声、同じく試合の解説をした吉田元監督のインタビュー等を放送。
 また、明日は公開生放送となる「おはようパーソナリティ道上洋三です」の道上洋三アナもゲストとして出演。今日のラジオ中継を担当した中邨雄二アナの入社が1985年の阪神優勝の年の入社ということで印象に残っているということ、当時同期入社の伊藤史隆アナが実況を担当した日は阪神が勝つのに、中邨雄二アナが担当した日はどういうわけか阪神の負けが込み、本人も気にしていた…というエピソードなどを披露した。

 本日の放送は深夜2時までということで、2年前の優勝の時は確かオールナイトで放送したのに比べると規模は縮小しているが、1985年の優勝以来久しぶりの優勝だった2年前と比べれば盛り上がり度は低いということや、2年前の特番の時も深夜になると正直ダレていたと記憶しているので、妥当なところだろう。

 ちなみに東京の局はというと、NHKを含め、各局とも9時20分頃まで試合を中継した後、少なくともニッポン放送は夜10時まで阪神優勝特番を放送している。

(追記)
「まつ○○のぶろぐ」さんの「阪神優勝!」によると、テレビのほうはサンテレビとKBS京都が、22時から早速優勝特番をスタート。ABCテレビ等各局もNHK大阪も含め、全国ネット枠が終わる深夜帯に優勝特番を放送するそうだ。

(追記2)
 放送ではその後、延々と続く優勝記者会見を中継し(それにしても長い。)結局0時すぎ開始となったビールかけを中継。しかし、さすがにラジオでビールかけを聞いても状況はさっぱり分からなかった(苦笑)。
 ちなみに関東地方ではフジテレビの「すぽると!」がちょうど放送時間帯に入り生中継していたが、他局はさすがに通常編成。もちろんテレ朝も放送がないので、2年前の優勝の時に「Nステ」で選手にフレンドリーに(…と言っておこう)インタビューして久米宏をびっくりさせるやら感心させるやらしたABC武田和歌子アナの勇姿?は拝見できず。
 それにしても、優勝決定後は番組内のCMも多くが「タイガース優勝おめでとう」バージョンに差し替えられるあたりはさすがだ。

(追記3)
 ABCラジオのほうは、リスナーからのお祝いメッセージを紹介しながら、MVPは誰だろう?という話題に。
 ゲストに来た有田修三(ABC解説者)が、「(MVPは)登板の多かった藤川に取ってもらいたいところだが、ピッチャーよりもどうしてもバッターのほうがとりやすい」という話から、「防御率がいいとピッチャーばかりが褒められるが、キャッチャーは何も言ってもらえない。だから、家へ帰ってから自分でよくやったと褒める」というような話(愚痴?)へ。「だからキャッチャーは段々性格が暗くなる。俺みたいに(笑)」すかさず芦沢アナから「誰もそんなこと思ってませんよ」と返しが。

 そんなまったりとしたラジオを聞きながらテレビのチャンネルを変えていると、テレビ東京のスポーツニュースでもVTRでビールかけの模様を放送。大橋未歩アナがスタジオ(テレビ大阪?)にいるということは、今年会場でビールを浴びているのは誰だろうか。
 赤星がレイザーラモンHGのコスプレのまま真面目にインタビューに答えているのが面白かった。(見られなかった方は、赤星選手のブログ(赤星憲広RedStar53)に試着画像がある。)

(追記4)
 深夜に入りABCラジオのほうは、道上アナによる監督、選手や解説者を交えてのトーク。
 1985年の優勝監督、吉田義男(ABC解説者)に対し「今年は選手から監督が信頼されているというところが85年と同じですね」という道上アナのフリに、吉田監督「いやぁ全然違いますね。」と軽く周囲の笑いを取ったあと、続けて、「今回の優勝で(世間の)岡田監督の評価が随分上がったと思いますね…。」と持ち上げたかと思うと、「私はフツーやと思いますけどね。」と付け足すオチが(笑)。
 インタビューでもいつも真面目というか固い岡田監督にも、ココまでとは言わないが、ちょっぴりこういうサービストークが欲しいと思ったりして。
 それにしても2時になろうというのに全然番組が終わる気配がないが、どう締めるのだろうと思っていたら、「番組延長が決定しました~!」というアッシーの声。ABCラジオは元々この時間帯も東京からのネットではなく自社製作(「もうすぐ夜明けABC」)なので、自由がきくのだろう。



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2005.08.23

高校野球決勝戦が高視聴率。一方で…

8/20に行われた高校野球の決勝戦(駒大苫小牧-京都外大西)の視聴率が、札幌地区で高校野球としては史上最高の数字を叩き出したとのこと。以下は北海道日刊スポーツ8月23日付の記事より。

■決勝戦が高校野球過去最高の視聴率/駒苫大旗再び(2)

 570万道民の半分以上が、駒大苫小牧にくぎ付けになった。20日決勝の京都外大西戦。生中継したNHKとHTB2局の平均視聴率は、札幌地区でNHK31・7%、HTB19・0%。計50・7%は昨年の決勝49・5%を上回り、高校野球としては史上最高。占拠率でもNHK47・6%、HTB30・2%の計77・8%は驚異的。この日、テレビ番組を見ていた8割近くが高校野球を見た計算になる。

 NHKが放送した2月9日のサッカーW杯アジア最終予選、日本-北朝鮮は44・4%。この数字をも6ポイント以上引き離した。5回終了時点でNHKがニュースを3分間流した。この時(午後2時13分)HTBは突然、平均を10%も上回る瞬間最大の29・1%を記録。NHKを見ていた人たちの多くが、チャンネルを一斉に切り替えたと予想される。 (以下略)

 首都圏や甲子園のある関西地区の数字は出ていないので分からないのだが(どなたかご存知ですか?)、以前産経新聞のサイトでは、こんな記事(8月19日付)が載っていた。

「KKコンビのあの頃再び 高校野球、視聴率が復調」

 高校野球ファンは帰ってくるか-。十九日、準決勝を迎えた第八十七回全国高校野球選手権大会。昨年、過去最低を記録したテレビ中継の視聴率が今年は持ち直しつつある。地元・大阪桐蔭が大阪勢としては十四年ぶりに準決勝に進出するなどの話題もあり、かつてファンだった三十、四十歳代の男性が再び熱中しているのが要因という。

 ビデオリサーチの調べによると、関西地区で全試合を中継している朝日放送の場合、十八日現在の平均視聴率は4・4%で、昨年比0・3ポイント増。これまでは年々下降しており、昨年は記録が残っている昭和六十三年以来、最低だった。
 今大会で最も高かったのは、大阪桐蔭-清峰(長崎)戦などが行われた十六日午後で、朝日放送が6・4%、関東地区のNHK(関西地区は公表せず)も8・9%を記録した。
 この人気を支えているのが、視聴率の区分上、「M2世代」と呼ばれる三十五-四十九歳の男性だ。この世代はKKコンビと呼ばれたPL学園の清原、桑田両選手(現・巨人)らが活躍し、高校野球ブームを体感している世代。今大会では、二人を彷彿(ほうふつ)させる大阪桐蔭のエース、辻内崇伸選手と準々決勝で三本塁打を放った四番、平田良介選手らスター選手の登場も一因ではないかという。(以下略)

 この後に続く木村政雄さんのコメントが、「巨人戦が面白くないからでは?」という、なんとなくピントはずれなコメント(裏番組でもないのに…)が載っている記事なのだが、それはともかく、「近年にしては」という但し書きつきだが、今年は比較的良いのだろう。

 北海道でこれだけ盛り上がっているのは、昨年からの「始めて優勝旗が津軽海峡を越えた」という注目度の高さが続いていて、なおかつ、まだまだ郷土愛というか、『「我らの地元チーム」が全国大会で活躍する』と言う図式が残っているからだと思われるが、自分が比較的視聴率が良いのではないかと思っていた関西地区ですら、「これまでは年々下降」し、しかもABCの平均視聴率は4・4%というのは予想以上に低い。
 中継時間が長いから数字が低くなりがちなせいもあろうが、5%にも満たない数字では、夕方まであれだけの時間を割いて中継するのは苦しいのではないかと思う。

 それにしてもあれだけ優勝の喜びに沸いた北海道が、一転こんなことになろうとは。

asahi.com:駒大苫小牧野球部長、6月と8月に部員に暴力 謹慎処分 - スポーツ

 しかも、上記記事では

平手で顔を数回殴り、2回目は8月7日、滞在先のホテルで夕食後にスリッパで頭を1回たたいた。

 とあるのに、別の記事(MSN-Mainichi INTERACTIVE 高校野球:暴力行為の内容に相違 部員の親と学校側)では、

部長が拳で顔を殴り、バットでこずかれたり、蹴られたりして、30~40発殴られた。部長はその際手の甲を骨折したはず」と説明。学校側の「平手で3、4発たたいたというのは全く違う。今もあごががくがくするので、明日病院で検査する」と話した。

 とあってだいぶ状況が違う。
 最初の報道だけでは真偽のほどは分からないので(そういえば開会式の時も、なにやら「事件」がありましたね)、どちらかの報道だけを取り上げてヒステリックに取り上げるべきではないと思うが、どちらにしろせっかくの偉業にケチが付いたのは言うまでもない。

<ラテログ内高校野球関連記事>
夏の高校野球中継と関連番組
熱闘甲子園は「今年も感動にこだわる」そうで…
「熱闘甲子園」今年のテーマ曲
高校野球中継の定番曲


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2005.08.18

高校野球中継の定番曲

今年のABCの高校野球中継並びに「熱闘甲子園」の統一テーマ曲は、既に8/8の記事で紹介したとおり、スガシカオさんの『奇跡』なのだが、今年は番組で何回も流されていても、来年になれば新しいテーマ曲が登場し、この曲は顧みられなくなる。
 だから、例えばもう少し経ってから「去年のテーマ曲はなんだっけ?」と聞かれてすぐに名前を思い出せる人がたくさんいるかというと、それほどいない気がする。
 では逆に「夏の高校野球のテーマ曲と言えば?」と聞かれると、どんな曲が出てくるだろうか。

 こうなると毎年変わっていく近年のテーマ曲は弱そうだ。テーマ曲として挙げられそうな最有力候補は、やはり大会歌『栄冠は君に輝く』(作詞:加賀大介 作曲:古関裕而)だろう。NHKの高校野球中継での学校紹介(オルゴール又はエレクトーンバージョン)でおなじみだが、閉会式の行進時の演奏や、この時期の朝日新聞のCMでも使われる。最近まではABCの高校野球中継の開始・終了音楽もこれだった。
 特定の放送局に限らず使われる上に、やはり何年にも亘って使われているというのは強い。あらゆる世代が知っている。多くの人がこの曲が流れてきただけで、高校野球関係の番組だと分かるだろう。ちなみにこの曲は夏の大会の歌なので、春の選抜では使われない。

 では、その次に来る曲はなんだろうか。全国で考えるとちょっと弱いが、『君よ八月に熱くなれ』(作詞:阿久悠 作曲:中田喜直)を挙げておきたい。歌手は初期の高岡健二さんから堤大二郎さんに変わっているとのことだが、なんといっても関西ABCエリアでは1977年(第59回大会)の中継から1994年頃まで15年以上に亘って使われたから、ある一定以上の年代には定番曲だろう。
 全国的にも、1981年からスタートした松下電器提供時代の「熱闘甲子園」でのブラスバンド演奏(淀川工業高校吹奏楽部の演奏。ちなみに毎年その年用に録音されていたそうだ。)のOP、EDが有名だ。こちらも1988年まで(EDはその翌年まで)使われている。そのほか「熱闘」で使用されなくなった後も「速報!甲子園への道」のOP、EDでシンセサイザーバージョンが91年頃まで使われていた。

 これだけ定着していた『君よ八月に熱くなれ』は、時代に合わなくなったということなのか、しばらく使われなくなっていたのだが、昨年突如復活した。「熱闘甲子園」の中で「夏詩」と題して番組中で試合の裏方や球児の舞台裏を伝えるシーンがあるが(っていうか、今の「熱闘」って形は違えどそればっかりという気がしないでもないが…)、そのバックで流れている夏川りみさんが歌っている「君よー八月にーあーつーくなれー」という歌がそれだ(下記<参考>で紹介しているVictor Entertainmentのサイトで試聴できる)。アレンジが変わっているのでかなり印象が変わってはいるが、やはりあれだけ定着したメロディを使わない手はないのだろう。

 最近のテーマ曲についてはCDも発売されているため、フルコーラスを聞くのは比較的容易だが、過去のテーマ曲はレコードが廃盤だったり、そもそも発売されていなかったりして入手は困難だ。
 上で挙げたうち、大会歌『栄冠は君に輝く』については、意外にも?、合唱バージョン、行進曲、NHKから音源の提供を受けている「学校紹介用BGM」バージョン、オリジナル復刻盤の4曲を収めたCD『栄冠は君に輝く』がコロムビアから発売されている。

 一方、『君よ八月に熱くなれ』については、オリジナルの高岡健二バージョンのレコードは当然廃盤だが、 「中田善直抒情歌ベスト~夏の思い出」というアルバムにその高岡バージョンが収録されており、こちらはまだ入手可能のようだ。また、昨年から復活した夏川りみバージョンは、6/22に発売された「人間 万葉歌 ~阿久 悠 作詞集」というCDBOXセットに収録されている。 こちらはアルバムのセットのため、1曲目当てに購入するのはキツイが、阿久悠氏が手がけた有名ヒット曲が多数収録されているので、購入するとすれば、懐メロ集を購入するつもりで手に入れることになろうか。
 なお、堤大二郎バージョンについてはレコード・CD共に発売されていない模様。また、「熱闘甲子園」で使われていた吹奏楽バージョンについてもレコード・CD共に発売されていないようだ。
 ちなみに、高岡健二バージョンはリアルタイムで流れていた頃は知らないのだが、最近聞いてみたところ、その後の堤大二郎バージョン(こちらはリアルタイムで知っている)以上にゆっくりとしたテンポの曲で、さすがに古臭い印象。確かにこのまま今使うのは難しそうだ。

 以前THP blogさんのところでも「高岡健二・堤大二郎・夏川りみの各バージョンと、淀工吹奏楽部演奏のバージョン4曲を収めたマキシシングルで発売したら」という提案がされていたが、ぜひとも実現して欲しいものだ。

<参考>
asahi.com:錦織健が歌う大会歌「栄冠は君に輝く」 - 第87回全国高校野球選手権大会 大会データ>(※全歌詞掲載。試聴可)
THP blog×2005夏の甲子園特集夏の甲子園名曲の殿堂(1)『君よ八月に熱くなれ』
@Victor Entertainment 作品詳細 人間 万葉歌 ~阿久 悠 作詞集(※夏川りみ版が一部試聴可)
阿久悠「あんでぱんだん」あまり売れなかったが なぜか愛しい歌20

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2005.08.08

「熱闘甲子園」今年のテーマ曲

 8/5の記事でも書いたが、現在、夏の定番番組である「熱闘甲子園」(テレビ朝日・ABC系全国ネット)が放送されているが、「熱闘甲子園」の毎年の話題の一つとして、その年の番組テーマ曲として誰の歌が使われるか、というのがある。
 ちなみに今年のテーマ曲は、スガシカオさんの『奇跡』。この曲は「2005ABC夏の高校野球統一テーマ曲」として、高校野球中継の際にも使われていて、ABCの中継が映らない地域でも、BS朝日の生中継やskyAで見ることができる。また、「熱闘甲子園」エンディングには、同じく「夏陰~なつかげ~」が使われるとのこと。「Music@nifty」だとこんなふうに紹介されている。

今年は8月6日から20日の15日間に渡り開催される『第87回全国高等学校野球選手権大会』。このたび、“2005ABC夏の高校野球統一テーマ曲”と、『熱闘甲子園』エンディング曲が、スガ シカオの書き下ろし曲に決まったと発表された。“統一テーマ曲”と『熱闘甲子園』エンディング曲をダブルで担当するのはスガ シカオが初となるそう。“統一テーマ曲”の「奇跡」について彼は、「夏の甲子園では奇跡が身近にあるんだということをヒントに書いた」と語り、一方の『熱闘甲子園』エンディング曲「夏陰~なつかげ~」については、「自分なりに盛り上がった夏が、自分の中で消化されていく瞬間をうまくかけたらいいなと思って、バラード調に作った」と語っている。この2曲は、8月3日にシングルとして発売される。

 ABCの力の入れ具合がよく分かるのだが、一方で、実はスガシカオさんは、サッカーは好きだけど野球はあまり好きじゃないらしいのだ。
 どうもスガシカオさんのファンの間では周知の事実らしいのだが、ある書き込みによれば、スガシカオさん的には、「野球は『休んでいるひとがいる』(←外野の守備?)ってのが納得いかない」とか、「野球を取り巻く空気が嫌いだ」とか、ラジオ等で何度か発言しているとのこと。

 「椿的濃縮タマシイ」さんの6/11の記事、 「シカオで熱闘甲子園!」に、その辺の話が載っているが、よく知っているファンからすれば、今回の「熱闘」への起用は、「ええっ?」という感じなのだろうと推察される。
 ちなみに自分は野球が好きだけど、リンク先で書かれている「嫌な空気」というのは分かるから、スガシカオさんが、内心ではどんな気分で今回の仕事を引き受けたのかはちょっと気になる。
 ましてやそれが「高校野球」、そして今の「熱闘甲子園」というのは、番組スタイルの良し悪しは別として、最も相容れない番組のような気がするのだが…。

 誤解の無いように書いておくと、別にだからと言って起用したABCを責める気も無いし、スガシカオさんサイドに「嫌いな仕事を引き受けるな」なんて言う気は全くない。(出来上がった曲を番組で聴いて、視聴者が「良かった」と思えば、それはいい仕事なのだから。)
 でも、ファンサイドでも知られているくらい、普段スガシカオさんが公言しているのであれば、何も同じ事務所の他のアーチストでもいいじゃないかという気はするし、スガシカオさんがデビューしたての新人というならともかく、今回のような場合、話が出てきた時点でスタッフが回避するものなのかと思っていたので、そういう意味では意外だった。

<参考>
・ABC公式「第87回 全国高校野球選手権大会」のページ
・ABC公式「熱闘甲子園」のページ

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2005.08.05

熱闘甲子園は「今年も感動にこだわる」そうで…

明日8/6(土)、夏の高校野球(正式には、第87回全国高校野球選手権大会)が始まるとともに、地元関西圏ではABCによるラジオ・テレビの実況中継と、夜には、テレビ朝日・ABC系全国ネットの「熱闘甲子園」の放送が始まる。(※なお、開会式もABC発の全国ネットで中継。決勝戦についても同様。)

 この「熱闘甲子園」。残念ながら、最近はせいぜい流し見するだけでマトモには見なくなってしまった。一つには放送時間が遅くなったことや、自分自身の高校野球自体への興味が減ったということもあるのだが、もう一つ大きな理由は、番組の性格が変わってしまったからだ。

 「熱闘甲子園」は1981年のスタート。当時は「熱闘」の放送期間中は他のレギュラー番組を遅らせて平日は21時(後に22時)、土日は23時開始の30分番組として放送。番組司会はABC安部憲幸アナ、2年目からは中村哲夫アナが担当していた。

 この頃の「熱闘」は、その日行われた全試合を公平に、試合経過と見所をコンパクトにまとめて放送していたため、他のニュース番組のスポーツコーナーではどうしても時間的に拾いきれないような、いわゆる「目玉・注目のカードや選手以外」も、映像として見られるのがウリで、いわば最近までテレビ朝日系列で放送されていた「大相撲ダイジェスト」や、「プロ野球ニュース」(フジテレビ系)のような役割(※)を担っている部分が大きかったように思う。

 この頃の「熱闘」の番組構成は毎年大きくは変わらず、オープニング・エンディングテーマ曲も、大阪府立淀川工業高校吹奏楽部が演奏する『君よ八月に熱くなれ』がずっと使われていたため、番組のイメージも定着。今でも、かつて「熱闘」を見ていたという人に聞くと、曲名は知らなくても「あのブラスバンドの…」というくらい知られている曲だ。地元ABCエリアであれば、昼間の試合の中継時にも歌が流れていたから、定着度はより高いだろう。

 そんな「熱闘」が変わりだしたのが、1989年。
 オープニングのスタイルが変わり『君よ八月に熱くなれ』も消えた。まださすがに試合経過はちゃんと伝えていたと記憶しているが、試合以外の舞台裏とか、特定個人にスポットを当てた特集が幅を利かせてくる(それまでは雨天中止になったり、決勝に近づくにつれ、一日の試合数が減って番組時間に余裕が出てきてからしかやらなかった。)。

 そのあとは、ほぼ毎年と言ってよいほど番組スタイルが弄られ、番組司会も毎年交代。ナレーションによるドキュメンタリー方式や、毎日日替わりのタレントキャスター制など試行錯誤がはじまり、そしてどういうきっかけなのか長島三奈が起用され、その後いつのまにか「高校球児の母」なる珍妙な肩書きとともに定着していくことになるのだが、肝心の番組スタイルのほうは、いつの間にか試合経過そっちのけで、特定の球児・チームにスポットを当てたミニドキュメントが多数挿入。よく言われる「密着取材」が、「試合」ではなく、「試合へ出るまでの球児」「試合に負けた後の球児」ばかりになり、それが長島美奈のナレーションつきで連日のように放送されるようになってしまった。

 番組スタイルの試行錯誤と変更は、番組スポンサーの松下電器からコカコーラへの交代時期と一致していることからして、番組が狙うターゲットが、「地元のチームを応援するような高校野球好き」の人達から、コカコーラのターゲットである、「かっこいい高校球児」が好きな中高生あたりにスイッチしたからなのかとも思うが、結果として、単なる「高校球児ファン」のための番組と化してしまったように思う。

 現在の「熱闘」を見る限り、試合経過を追いたい人にとっては、30分もかけて他のスポーツ番組とたいして変わらないような試合映像しか見られないのであれば、別に「熱闘」を見る必要もないということになってしまう。
 現に、かつては「熱闘」を見ていたが今は見なくなったという人は、私と同年齢かそれ以上の人が多いこともあるが、「なんかちっとも試合を写してくれないんだよね」というようなことを言うところを見ると、かつての「松下電器」時代の「熱闘」を見ていた層は特に、今の「熱闘」に不満があるのではないか。

 毎年、「今年こそは原点に帰ってくれるのではないか」と淡い期待というか、もはや単なる興味本位(苦笑)で番組を見るのだが、「速報!甲子園への道」などで流れた番宣スポットでは、今年も笑顔の長島三奈さんのナレーションでこのように流れていた。

 「25年目も『熱闘』は感動にこだわります。」

 どうやら今年も、『熱闘』は、試合経過よりも感動路線で行くようです・・・・。


※…今でこそ多くの番組でパリーグの試合経過・結果を映像つきで放送するが、昔はセリーグだけ、場合によっては巨人戦だけを映像つきで放送し、パリーグの試合は試合結果の字幕だけで済まされていたのだが、「プロ野球ニュース」が初めて、原則として全試合を映像つきで伝えた(らしい)。

(追記)
・下記のABC公式「熱闘甲子園」のページによると、今日(※8/6)の「みどころ」として、

49代表勢ぞろいの開会式
第1試合 鳴門工(徳島) 対 宇都宮南(栃木)
第2試合 青森山田(青森) 対 智弁和歌山(和歌山)
第3試合 天理(奈良) 対 国士舘(東東京)
夏詩 中身は内緒、お楽しみに
熱闘25年の歴史 熱闘ストーリー

…とあるのだが、開会式と試合は当然として、最後の一行「熱闘25年の歴史 熱闘ストーリー」というのが気になる。昔の「熱闘甲子園」の映像や音楽が紹介されるような企画だと喜ばしいのだが、果たして?
(単に「25年の感動ヒストリー」と題したお涙頂戴企画の可能性もあるが…)

<参考>
・ABC公式「第87回 全国高校野球選手権大会」のページ
・ABC公式「熱闘甲子園」のページ
「THP blog×2005夏の甲子園特集」さんの6/19の記事 夏の甲子園名曲の殿堂(1)『君よ八月に熱くなれ』 

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・近年の「熱闘甲子園」のテーマソングを集めたCDが発売されている。詳しくは下記のリンクへ


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2005.07.16

夏の高校野球中継と関連番組

 今年も夏の高校野球(正式には、第87回全国高校野球選手権大会)のシーズンがやってきた。夏の高校野球と来れば、社を挙げてその放送に全力で取り組むのが大阪のABC朝日放送だ。

 大会中のABCは、ラジオは朝から夕方まで実況中継。テレビのほうは、朝・昼・夕方のワイド番組・全国ニュースなどの時間を除いて朝から中継し、そのABCが中継できない時間帯は、サンテレビ(兵庫)など周辺U局でリレー中継することにより完全フォローする体制をとる。東京で言えばテレビ朝日が中継し、tvk、ちばテレビ、テレビ埼玉がリレー中継するようなもの。
 このほか、開幕までの各県の出場校が決まるまで、一部全国ネットの「速報!甲子園への道」 、大会期間中は全国ネットの「熱闘甲子園」で締めることになる。

 ABC朝日放送の「速報!甲子園への道」のページによると、本年度の「速報!甲子園への道」は、7/19(火)~7/30(土)の放送。※全代表校が決まるまで順延あり。
 放送時間は日によって異なるのでリンク先のページを見て頂きたいが、7/25(月)は深夜2:20~と、ほとんど捨て番組の扱い。なかなか厳しい時間帯だ。
 キャスターは先日6/19の記事『「たかじん胸いっぱい」の在阪女子アナ特集』でもチラッと紹介したABC羽谷直子アナと、同じくABCの喜多ゆかりアナ。テーマソングは、スガシカオの『奇跡』(2005ABC夏の高校野球統一テーマ曲)とのこと。

 このようにABCが力を入れている高校野球中継及びその関連番組だが、高校野球自体の人気が長期低落傾向なためか、関西はまだしも関東では数字がいまひとつのようで、以前は「速報!甲子園への道」は各地の代表校が一通り決まった後は大会の前日まで毎日放送されて、「いよいよ明日から!」と大会の開始を盛り上げたものだが、最近は一通り出場校が決まればさっさと終了してしまうし、「熱闘甲子園」のほうも、以前は「ニュースステーション」の開始時間をずらしてでも夜10時にスタートしていたのが、「Nステ」の終了時間を早めての夜11時スタートとなり、やがて短縮なしの11時過ぎスタートへ押しやられてしまった。(全国ネットの場合、何よりも関東地区の数字が優先されるため。)
 ラジオのほうも、以前は大会期間中、東・西東京代表が出場する試合がお昼以降にかかるときは、ABCラジオからの中継を受けてTBSラジオが中継放送を行っていたものだが、かなり前からなくなっている。
(このほか、昨年やっていたかどうかは確認していないが、茨城放送は、茨城代表が出場する試合はABCの中継をネットしていた。)

 私自身、高校野球への関心が薄れているということもあるが、昔に比べて見なくなったのが「熱闘甲子園」だ。見なくなったのは放送時間が遅くなったということもあるかもしれないが、それ以上に番組が変わってしまったから。これについてはまた後日書いてみたい。

(8/5追記)
・末尾に書いた「熱闘甲子園」について、関連記事をアップ。
 「熱闘甲子園は「今年も感動にこだわる」そうで…」 (8/5の記事)

<参考>
THP blog×2005夏の甲子園特集「速報!甲子園への道」19日スタート! (7/14の記事)
 ※以上の記事に限らず、高校野球に関する情報がたくさん掲載されていて、高校野球ファンの方にはお勧め。

<ラテログ内関連記事>
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