TBSラジオもAMステレオ放送終了へ
しばらくblogを更新していなかったのだが、これは書かずにはいられない。
東京のTBSラジオがついにAMステレオ放送を終了させるとのこと。まずは、これを告知したTBSラジオのAMラジオ放送モノラル化について|TBS RADIO 954 kHz トピックス&ニュースの記事から。
TBSラジオ954AMラジオ放送モノラル化について
2011年1月31日(月曜)の放送開始(※)より、TBSラジオのAM放送がモノラルになります。
(※午前4時から放送の「あなたへモーニングコール」)現在、お使いになられている受信機(ラジオ)がモノラル受信機の方は、これまでと変わらず番組をお楽しみ頂けます。
また、現在お使いになられている受信機がステレオ受信機の方も、モノラル音声で番組をお楽しみ頂けますのでご安心ください。これからもTBSラジオの番組を、よろしくお願い致します。
告知には日付がないが、ネットの掲示板等を見る限り、1月20日(木)あたりには告知されたようだ。
それにしても福岡、熊本、大阪、札幌…と、各地でAMステレオ放送の終了が告知されるたびに、いつかは東京キー局にもこの波が押し寄せるかと思っていたが、ついに、という感じ。しかも、個人的には一番聴いているのがTBSラジオだったので、特に残念。
これまで何度も書いているように自分はAMステレオが好きで、今でもAMステレオが受信できるチューナーコンポやラジカセ、ホームラジオ等を使っているが、それは、きちんとした受信ができれば、AMステレオの音は決して捨てたものではないからだ。
もちろん、FMやCDなどの音声に比べれば劣るのだろう。が、別に昔と違ってAM放送をエアチェックして曲をダビングするわけでもないので、トーク中心に音楽「も」聴くのであれば、ちょうど聴きやすい音だし、モノラル放送と比べて意外に?いい音がするというのが実感だ。
実際のところは現在一部地域ではradikoで放送が聴けるようになり、こちらも今のところステレオ放送になっているので、AMステレオ終了とともにステレオ放送自体を止めない限り、今後もAMステレオラジオに頼らなくてもステレオ放送自体は聴ける。
ただ、個人的な感想だが、このradikoの音声が、クリアな音には違いないのだが、なんというか硬い音というか、耳にあまりやさしくない音のように感じられて、その利便性は享受しつつも、未だに今一つ好きになれないところがあるのも事実。
話が少し逸れてしまったが、TBSラジオの告知によれば「2011年1月31日(月)の放送開始からモノラルになる」とのことなので、TBSラジオのAMステレオ放送は1月30日(日)深夜までとなるが、最後の番組となるのは、週刊番組表によると、2・4・5週の日曜25:00~25:30に放送されている(らしい)「クチ×コミ」という番組になるのだろうか。
ただ、この番組、福岡のRKBラジオの番組なので、ステレオ放送しているのかどうか不明。…となると、TBSラジオとしての最後のAMステレオ放送番組はその前に放送される「高見沢俊彦のロックばん」になるのかもしれない。放送終了時にAMステレオ放送終了のアナウンスはあるのだろうか。
さて、TBSラジオのAMステレオ放送終了も残念だが、ここで更に危惧しているのは、他の在京2局(文化放送、ニッポン放送)のAMステレオ終了も、時間の問題かもしれないということ。
現時点では両局から告知はされていないようだが(1/23時点)、これまで大阪でも札幌でも、1局が終了を発表したとたんに他局も申し合わせたかのようにAMステレオ終了となったのを見る限り、これらと同様の動きとなる可能性は高いのではないか。
国内で最後までAMステレオ放送を続けるのは、果たしてどこの局になるのだろうか。
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