2005.10.09

ドラえもんOPテーマついに新曲に交代、歌は夏川りみ

テレビ朝日のアニメ「ドラえもん」のオープニングテーマ曲が、「こんなこといいな~」で始まる「ドラえもんのうた」に代わって、宇崎竜童・阿木燿子夫妻の作曲・作詞で、夏川りみが歌う「ハグしちゃお」になるとのこと。新曲の登場は10月28日の放送から。

 実はこの文、少し前にこのニュースを聞いて感想を書こうかと思ったのだが、うまくまとまらなくて保留にしていたものなので、もう、ファンの方のブログ等では語りつくされてるだろうから今更の感もあるのだが…。

 さて、その「ドラえもん」、実は最近全くといっていいほど見ていない(声優が一新した後チラッと見る機会があったが、あまりの変わりように驚いたが。)のだが、かつて子供の頃は「てんとう虫コミックス」の全巻を揃えたし、昭和54年4月2日のテレビ朝日版「ドラえもん」第1回放送(放送時間は月~金の夕方6時50分からの10分間)から放送を見ていたくらいのドラえもん好きだったので、それなりに思い入れもあるあった番組なのだ。

 で、このニュースを報じた日刊スポーツの記事「ドラえもんテーマ曲も交代、夏川が歌う」 (2005/9/21)によると、 このように紹介されている。

(前略)ドラえもんは4月に大山のぶ代ら声優を一新。79年の放送開始から大杉久美子、山野さと子、東京プリン、渡辺美里、女子十二楽坊とアーティストを代えて続いていたオープニング曲も刷新することになった。

 このほどレコーディングが行われたが、夏川は「信じられないという気持ち。おいっ子やめいっ子が12人いるけど、みんな『すごいね』って大喜びで。ここまで元気いっぱいな歌を歌うのは初めて」と興奮気味。作曲の宇崎も「『ドラえもんの歌が書けるんだ』っていう楽しみを感じた。ワクワク踊れるようなものにしようと心がけた」、作詞の阿木は「国民的な人気者ですし、宇崎と2人でかなり力(りき)が入っていたんですよ」と打ち明けた。

 役目を終えた「ドラえもんのうた」について、吉川大祐プロデューサーは「番組にとって貴重な財産。今後も映画や挿入歌などで次世代に伝えていければ」と話した。

 この記事では略した部分も含め、「なぜ」オープニングテーマを変える必要があったのかは書かれていない。それにしても、オープニングテーマは番組の「顔」であり、看板である。それをどうして変える必要があるのだろうか。
 しかも「番組にとって貴重な財産」なので映画や挿入歌で使うのだという。さっぱりやろうとしていることが分からないんだけど…。

 確かに近年、特に作者の藤本氏が亡くなってからというものの、アニメ「ドラえもん」の扱いは迷走している。
 最近の声優交代劇は、年齢による仕方がないものだとしても、「声優が変わる」ということを単なる話題づくりにしかとらえていないような、どこかすっきりしないものを感じたし(現に旧声優陣は、交代は寝耳に水だったという記事すら流れた。もちろん真偽のほどは定かではないが。)、オープニングテーマの粗末な扱い(あの東京プリンはいったいなんだったのだろう。)といい、エンディングの、W(ダブルユー)による番組内容と何も関係のない歌の起用といい、「話題になりさえすれば」という悪あがきを見るたびに、かつて20%近い視聴率を稼いでいた頃を知っている世代としては、「ああ視聴率が悪いからテコ入れしているんだな…」と、寂しさを感じざるを得ない。

 オープニングテーマについて言えば、長く続いた大杉久美子~山野さと子の後は、東京プリン、渡辺美里、女子十二楽坊と目まぐるしく変わったが、そのたびにテレ朝側は、数々の美辞麗句で新しいアレンジを褒め称えて紹介してきたはず。では「そんないいもの」がなぜクルクルと変わっていくのだろう。いいものは続ければいいんじゃない?(冷笑)。
 そんな悪あがきの末、今回のテーマ曲そのものの変更だ。他のブログを拝見するに、作者の宇崎竜童・阿木燿子夫妻はテレ朝版「オバQ」のテーマソングを担当するなどの実績があるそうで、テレ朝も一応は気を使っているのだろう。が、しかし。
 今回の新曲が(仮に。←というのは後で述べる。)どんなにいい曲だとしても、20年以上続いた曲、そして昔と違い、曲そのものの各世代への浸透力が違う(今の時代、どんなヒット曲でも各世代に満遍なく知られているような曲はないに等しい)現在、「ドラえもんのうた」を超える知名度は獲得できない。そして世間の大多数を占めるであろう、普段「ドラえもん」を見ていない人は、それ(新曲)が「ドラえもんの歌である」とは認識してくれないであろうと断言できる。

 定番メロディというのは大事なのだ。15秒間でメーカー、商品名を認知させなければいけないCMを見ればよく分かる。「♪チョコレートは明治」、「♪カルビー、かっぱえびせん」などのいわゆるコマーシャルソングは、アレンジを変えながらも何十年も使い続けられているし、このブログらしくラジオ番組で言えば、「オールナイトニッポン」のテーマ曲、「ビタースイート・サンバ」は、先日のライブドア騒動のときにニッポン放送を表現するBGMとして何度も使われた。それは番組開始以来、長く使われ続けているため多くの世代に認知されているからで、番組を聞き流している人であっても、これを流せば「ニッポン放送のことだ」とすぐ分かるからだ。

 今回のニュースは、ドラえもんの制作局であるテレ朝の朝の情報番組「やじうまプラス」の新聞記事紹介で見たのだが、記事紹介の時にバックで流れたメロディは、東京プリンでも渡辺美里でもない。そして現在使われていて散々テレ朝自体がPRした女子十二楽坊バージョンでもない。では何が使われたのか。そう、最初のバージョン、大杉久美子版(のはず)だ。これが現実である。
 結局、朝の忙しくてじっくりテレビを見ていない時間帯、テレビ画面に目を向けさせるために一番定番のメロディを選んだら、必然的に一番知られている昔のバージョンが選ばれたのだろう。いやもしかすると、そこまで考えることなく、番組スタッフが「ドラえもん」で思いつくのは昔のバージョンだったのかもしれない。

 恐らく新曲が使われだしても、世間で「ドラえもん」をイメージさせる歌が「ドラえもんのうた」であるのは今後も変わらないだろう。となると、「ドラえもん」をPRするのに世間の知名度の低い新曲でひき付けようとしても、効果は限りなく低いに違いない。せっかく知名度抜群のPRソングを持っていながら、むざむざそれを捨てようとする今回の試み。当然何らかの事情があるのだろうが、一視聴者から見ればさっぱり分からない。

 最後に肝心の新曲だが、「やじうまプラス」で一部分が流れたのだが、ちらっと聞いた限り、夏川りみに歌わせるせいか沖縄調のメロディ。そして、タイトルが「ハグしちゃお」って。。。

 「ドラえもん」は沖縄の話だったっけ?
 「ドラえもん」はみんなを「ハグ」する話だったっけ?

 すでにこれだけで「ドラえもん」と関係のなさが滲み出ているのが寂しい。だいたい「ハグする」という単語はそりゃ意味は分かるけど、世間でごく普通に使う単語ですかね。昔のようにアニメソングとして番組のテーマや内容に沿った歌のテーマ曲が最近作られていないのは知っているけど、あまりにどうかと思うのだが…。
 単独の曲として聞けばいい歌なのかもしれないが、その曲が「ドラえもん」のテーマ曲である必然性がないだけに、なんか、1年も経つとまた別の曲に交代しているような気がプンプンとする曲だった。

 最後に、「天声D語Compact」さんのところに書いてあった一言に思わず笑ってしまったのでご紹介しておく。

とりあえずハグしちゃおというよりハズしちゃおって危険がプンプンするんですよ。

(追記) 起きてから読み返してみたが、元々うまくまとまらなかった文だけに無駄に長いし、妙に思い入れが強そう(に見える)。でも正直、本心はそれほどでもない(汗)。冒頭に書いたように、いくら昔熱心に見ていた番組でも、今は見てないんだからつべこべ言う必要もないわけで。それに、見てない人が言っても説得力ないし、逆の立場なら言われたくないだろうし。。。

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ドラえもん Sound Track History~菊池俊輔 音楽集~
TVサントラ 大杉久美子 楠部工

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2005.07.30

アニメ「プレイボール」感想など

以前5/287/2に紹介したとおり、アニメ「プレイボール」が放送されているので、第4話までみた時点での感想などを。

 7/2のコメントでも書いたのだが、キャラ(絵柄)は、デジタル彩色のハデな色あいが残念だが、谷口をはじめとして原作の絵の雰囲気は出ている。一方でキャラの雰囲気や声については、現代に合わせたのか原作の設定よりだいぶ軽いと言うか、若く(幼く)設定されているように感じる。原作が書かれた時代の高校生(特に3年生)は、今の高校生よりある意味ずっと「大人」なのではないか。

 谷口をサッカー部へ入部させ、しかし野球への想いを捨てきれないことを理解するエピソードにしても、原作は展開がゆっくりしているせいもあって、キャプテン相木の谷口という人間を理解し、その心境を思いやる場面はもっと大人の目線だし、野球部キャプテンの田所も、投げられないというハンディを背負った谷口が毎日野球部を眺めていた頃から、谷口が野球をやればつらい思いをするということを考えて、言動は乱暴なようだが、実はとても谷口のことを気を使っているのだが、アニメ版ではどうしても時間が無いせいか、あまり谷口を良くは思っていないようにも見えてしまう(ネット上で書かれた感想を読んでいると、原作を読んでない人の中には、そのように見ている人も実際いるようだ。)。

 ストーリー展開については短い時間の制約の中では、よく作ってあるほうだと思うが、最も違和感を感じたのは、京成高と対戦する第4話。公式サイトのストーリー展開の紹介ではこんな感じである。

いよいよ京成高との試合が始まった。だが、墨高のバッターは力任せにバットを振り回すばかりで、何の作戦もない。見かねた谷口は、偵察の際に書いたノートを田所に渡す。早速、そのノートに従って、指示を出す田所。見事、作戦は当たるものの、谷口の言いなりの田所に、部員達は不満を募らせる。カーブの打ち方を指示する谷口に、「だったらお前が打ってみろ!」と食ってかかる佐々木。戸惑う谷口に、田所は代打に出るよう告げる。

 アニメでは、京成高に対して優位な展開になっていても、部員みんなから「1年生のくせに生意気」みたいな雰囲気で谷口が認められていないばかりか、「俺達考えて野球をやったことないもんな」などと言い出す墨高メンバー達、そして挙句の果てに「谷口の言いなりになっている」と田所まであからさまに非難されるという展開だ。
 しかし原作では、野球を出来さえすればよい部員たちが谷口の真剣に勝負に取り組む姿勢とのギャップに戸惑いを感じるシーンと、2度バントを命じられた部員が反抗するシーンはあるが、アニメ版のように部員全体から反抗されるような雰囲気ではなく、谷口の作った偵察メモによってバッターはヒットを打ち、ピッチャー中山は京成高打線を抑えていることに対し、ベンチの控え部員からも「やっぱり谷口のメモのおかげかね」と、試合中から谷口のことが墨高メンバーにも理解されているし、中山も自分ひとりの力で投げ勝っているなんて思っていない。

 余談だが、原作の中山はプライドはあるが人は悪くない(だから、次の東実戦へ挑む時も、がむしゃらに向かっていく谷口の姿勢に真っ先に理解を示す)という描き方だが、アニメ版は顔も違う上、谷口の入部当初から谷口に対して反感を持っていて、かなり底意地の悪い人物のように描かれているのはなぜだろう。

 原作との違いが大きく出ている部分で象徴的なのが、4話の終わりの部分、貴重な得点機に谷口が代打に出るシーン。
 アニメ版は、これまでの雰囲気を引きずり、カーブの打ち方を指示する谷口に、「だったらお前が打ってみろ!」と佐々木が食ってかかるし、「そうだそうだ」と部員も加勢する。しかも代打に谷口を起用することに、みんなが不満に思っているという展開だ。
 しかし原作は、佐々木がカーブの打ち方が理解できなくて困るシーンとその後谷口が代打に出る展開自体は同じだが、そこへ至る背景は全く違う。
 原作では、谷口の代打については、京成高のピッチャーが配球を変えてきたため、これ以上他の墨高メンバーでは得点できない以上、唯一カーブを打てそうな谷口に代打を任せるべきだ、という田所の話にみんなが納得しているし、メンバーの不安はむしろ、代打に出た谷口が守備についても投げられないことなのだが、これについても、田所は「今日は外野には1本も飛んでない、外野に行くかどうかは分からないのに貴重な打席のチャンスを無駄にするわけはいかない」と説明して、みんなの期待の中、谷口は打席に入っているのだ。
 ここらへん、そもそも原作と描き方が違うのと、それまでに省略してきた部分が積み重なって、アニメ版の谷口について「場がよめない人」となんて感想すらあるのは、ちょっと残念なところだ。

 全体として感じるのは、やはり1クールという制約からか、アニメと漫画の違いなのか、原作のかなりゆっくりした展開を再現することの難しさだ。(逆に、原作に忠実にアニメ化すると、とんでもなく間延びしてしまうのかもしれない。現に、原作よりもかなりカットしてあるサッカー部入部から退部に至るまでの話でも「時間をかけすぎ」という感想も見かけたから、アニメ版はこれでよいのかもしれない。)
 原作を読んでいる人は頭の中で省略されたストーリーを補いながら見ているのでいいかもしれないが、原作を読んでいない人だと違った感想を持つかもしれない。アニメを見て興味を持たれた方は、機会があればぜひ原作を読んで欲しい。ちばあきおさん独特の、じっくりと書かれた独特の味わいによって、きっとアニメ版とはまた違う感想を持たれるのではないかと思う。

<参考>
「プレイボール」公式WEBサイト

・「日々の記録」さん  プレイボール #1  プレイボール #2
・「アニメ批評空間 (AnimeScape)」さん  プレイボール・第1話
・「ANQ Ritzberry Fields」さん 第1話 第2話 第3話
・「Precious Prize Platz -Annex- 」さん プレイボール 第1話 第2話 第3話 第4話


<ラテログ内関連記事>
「プレイボール」が初めてテレビアニメ化(5/28の記事)
アニメ「プレイボール」放送枠が決定(7/2の記事)


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2005.07.02

アニメ「プレイボール」放送枠が決定

以前5/28の記事でお伝えしたアニメ「プレイボール」の放送時間が発表された。 「プレイボール」公式WEBサイトによると、放送時間帯は次のとおり。

 ・関西テレビ  7月4日(月)26:00~
 ・熊本放送  7月5日(火)27:20~
 ・テレビ宮崎  7月6日(水)25:15~
 ・千葉テレビ  7月6日(水)25:35~
 ・四国放送  7月6日(水)25:50~
 ・仙台放送  7月6日(水)26:02~
 ・テレビ埼玉  7月7日(木)25:30~
 ・東京MXTV  7月7日(木)26:30~
 ・群馬テレビ  7月8日(金)25:45~
 ・山陰中央テレビ 7月8日(金)26:00~
 ・tvk      7月9日(土)25:00~
 ・長野放送  7月9日(土)25:45~
 ・テレビ愛媛  7月11日(月)25:20~
 ・高知さんさんテレビ 7月11日(月)26:05~
 ・鹿児島テレビ  7月11日(月)26:10~
 ・石川テレビ  7月12日(水)26:10~
 ・東海テレビ  7月21日(木)27:27~
 ・CSアニマックス  8月23日(火)23:00~
 ・TAKARANDO 9月3日(土)
 
 ※上記放送時間は変更となる場合あり

(7/5追記)
 一部放送局の追加や、放送時間の変更があった模様。最新情報は上記の公式サイトで確認して下さい。

 合わせて主題歌も発表されているが、前作「キャプテン」の主題歌「君は何かができる」が使われるのはいいとして、ちょっと不安になるのは、それが、今度メジャーデビューするというバンド「ザ・ルーズドッグス」が、『オリジナル曲の良さを残したまま、現代風にアレンジした』という(公式サイトの解説)、「君は何かができる~プレイボール2005~」だということ。
 「ザ・ルーズドッグス」の曲を聴いたことがないので、元々得意とする曲調がどんなものかは知らないのだが、ファンの方には申し訳ないのだが、ビリケンがカバーしたH2Oの「想い出がいっぱい」しかり、松下萌子さんがカバーした斉藤由貴の「卒業」しかり、オリジナルをよく聴いていた曲のリメイクバージョンで「これも結構いいなぁ」と思ったことがあまりないので、そういう意味では『現代風にアレンジした』というのは気になる。

 言うまでもなく「プレイボール」原作の設定は1970年代で、多少は現代風に直すとしても本筋としては変わらないはずなので(変えては雰囲気ぶち壊しだ)、『現代風にアレンジした』という主題歌が浮いてしまわなければ良いのだが・・・。

(7/30追記)
・放送を見た感想をアップしました。
 ・アニメ「プレイボール」感想など(7/30の記事)


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2005.05.28

「プレイボール」が初めてテレビアニメ化

地味に気になるニュースを見つけた。なんと、かつて「少年ジャンプ」で連載されていた故ちばあきおさんの名作野球漫画「プレイボール」がテレビアニメ化されるらしい。以下は日刊スポーツ5/25の記事から。

約30年ぶりに谷口君が茶の間に帰ってくる-。70年代に人気を誇った故ちばあきおさん原作の野球漫画「プレイボール」が、7月から初めてテレビアニメ化される。墨谷二中の野球部主将、谷口タカオを主人公とした名作「キャプテン」の続編で、墨谷高での奮闘を描く。「キャプテン」も70年代にテレビ放送され、当時の野球少年らから絶大な人気を集めた。今回はtvk(テレビ神奈川)テレビ埼玉、ちばテレビ、関西テレビ(大阪)東海テレビ(愛知)で放送予定している。

 記事によると、放映局が首都圏の独立U局の一部と、関西テレビ、東海テレビしかないというのが気になるが、どちらかと言えば元々ビデオアニメ化前提の放送なのかもしれない。
 なお、記事中には『「キャプテン」も70年代にテレビ放送され~』とあるのは、日本テレビ系で放送されたアニメ「キャプテン」のことであれば、「80年代」の誤りと思われる。

 自分は原作のほうを連載ではなく従兄弟の家にあったコミックスで初めて読んだクチだが、その後じっくり読みたくなって「キャプテン」「プレイボール」共に買い揃えたくらい、どちらも好きな作品で、反面アニメには、原作ほどの思い入れはないのだが、それでも初アニメとなると見たくなる。

 原作は1970年代の東京の下町が舞台で、時代背景や設定が既に現代とだいぶ離れてしまっているので、それを原作どおり再現するのかどうか、多少現代風に設定しなおすのかという点が気になるが、果たしてどうなるか。 作品を知っている人はお分かりのとおり、かっこいいヒーローもかわいいヒロインも一切出ず、もちろん恋愛要素もなく、「萌え」要素などとんでもない、という作品なので、恐らく若年層はほとんど関心持たないだろうから、変に弄らないほうがよいと思うけど。
 ちなみにウチはtvkもテレビ埼玉もちばテレビもなんとか見られる恵まれた場所でなにより。放送時間が早く知りたいものだ。

(7/2追記)各地の放送時間についての続報をアップ
 こちらへ→ 『アニメ「プレイボール」放送枠が決定』 
(7/30追記)放送を見た感想をアップ
 こちらへ→ ・アニメ「プレイボール」感想など

<参考>
アニメ「プレイボール」公式プレサイト
エイベックス、野球アニメ「キャプテン」をDVD-BOX化 (AV Watch(2004年6月18日))
・「水面を揺らす微風」 から 君は何かができる
・「Flower that blooms in snow」から 君は何かができる
・「ANQ Ritzberry Fields」から 「プレイボール」、アニメ化決定!

<特に原作についての参考>
・「いいかげんにマンガは卒業せいよ!」から
 第39回 【 キャプテン 】 第40回 【 プレイボール 】


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