2006.01.25

ATOK presents 全国一斉!日本語テスト

「一太郎」若しくは「ATOK」でおなじみジャストシステムが、自分の日本語のレベルがどれぐらいなのかをテストできるページを開設している。まずはRBB TODAYのこの記事から。

あなたの日本語は大丈夫? ~漢字や敬語の用法を調べるお手軽テスト
 ジャストシステムは2月28日までの期間限定で、自分の日本語のレベルをチェックできる「ATOK presents 全国一斉!日本語テスト」をWeb上で実施している。

 問題は漢字や仮名づかい、敬語などの用法等を問うもので、全30問それぞれに選択肢が用意されている。監修は「明鏡国語辞典」編集委員の鳥飼浩二氏。
 
(記事中に、一部テストの設問と解答が出てくるため、まだやっていない方のために、略)

 このプレテストの総合平均点は59.6点で、年代別の平均点では1位が50代(60.9点)、2位・20代(60.2点)、3位・30代(59.7点)などの結果が出た。

 少し前から公開されていたのだが、ふと思い出して本日試してみたところ、結果は100点満点中61点で「ふつう」。自分の場合、「表記力」と「敬語」は全問正解、「漢字力」と「手紙の常識」はまずまずだったが、「語彙力」がとことん間違ったのが響いたよう(苦笑)。正直、もう少し得点したかった。

 マウスでクリックする択一式なので、興味のある方はこちらからやってみてはいかが?
 →ATOK presents 全国一斉!日本語テスト


 ちなみに設問の中にはこんなものも出てきて思わずニヤリ。(以下ネタバレあり。注意)
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓

 漢字の使い分けを誤ったものは、どれでしょう。
  (1) ラジオで野球の放送を聴く。
  (2) この子は親の言うことを聞かない。
  (3) 隣室から流れてくる音楽を聴くともなく聴く。
  (4) 明日の午後のご都合をお聞きします。

 正解(使い分けを誤ったもの)は(3)なのだが、解説で、

「聴く」は、耳を傾けて(=注意して)きく意。「音楽を聴く」と書けば、音楽に耳を傾け、熱心にきく意。「国民の声を聴く」の場合も同様です。
(2)の「聞く」は、聞き入れる意で、「聞」が一般的。
(3)の「聴くともなく聴く」は誤りで、「聞くともなく聞く」にしなければなりません。「聞くともなく聞く」は、耳に入ってくるのに任せる意ですから、「聴」を使うと誤りになるわけです。

・・とある。

 ここで自分のブログのこれまでの文章を振り返ってみると、はっきりと意識して使い分けしていたわけではないが、熱心に耳を傾けているラジオ番組には概ね「聴く」を使っていて、とりあえず使い方は正しかったということで一安心といったところ。
 ただ実際問題、ラジオ番組の聴取スタイルは、必ずしも解説にあるように「耳を傾け、熱心にきく」場合だけでなく、たとえ野球中継であっても「聞くともなく聞く」場合も結構あるので、実はこの辺は微妙なのかも。


B000BPL4KO一太郎2005 (無償アップグレード権付き) バージョンアップ版

ジャストシステム 2005-11-04
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

4883092720一太郎2005マル秘テク800
井上 健語 ジャムハウス

ジャストシステム 2005-03
売り上げランキング : 57,230

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2005.02.19

ニフティのラジオフォーラム「@niftyラジオハウス」が3月で終了

 ニフティの「ワープロ・パソコン通信」サービスが2006年3月31日(金)をもって終了するニュースが先日報道され、少なからず話題になっているところだが、その中でも、昔はサービスの中心かつ目玉であった「フォーラム」については、一足早く今春に閉鎖されることが報道されている。

 各フォーラムの動向は、発表以前から発言がなくなっていて自然消滅するもの、今も少なからず発言はあるものの、これを機会に終了するもの、あるいは同じニフティ内の「WEBフォーラム」に移行して存続を目指しているものなど様々であるが、そんな中で今日2月19日、WEBフォーラムへの移行を申請していたパソコン通信版のフォーラム「@niftyラジオハウス」(FRADIO)が、残念ながらWEBフォーラムへの移行叶わず2005年3月を以て終了することが、フォーラムのシスオペから発表された。

長らくご利用いただき皆さまにお楽しみいただいた@nifty ラジオハウス(FRADIO)ですが、諸般の事情により2005年 3月を以て終了することとなりました。
(中略)
長らくご愛顧いただき、誠にありがとうございました。

 ニフティのパソコン通信全盛期には多くのフォーラムがあったが、FRADIOは中でも古参の部類だと言う。今のようにインターネットが誰にでも使えるものではなく、もちろん局や番組、個人が開設するホームページや掲示板などがない時代、FRADIOは、リスナーが地元局そして地元の局以外のラジオ番組やパーソナリティの情報を得る手段として、あるいは放送局側が、従前のハガキ、電話、ファクスに代わる新しいリスナーからの反応を探る場として、大いに活用された。また、「CBCの部屋」「ラジオたんぱフリーク」のように特定の局の話題を扱う会議室や、「ハイヤングKYOTO」(KBS京都)、「サイキック青年団」(ABCラジオ)のように番組単独の会議室も設置され、今でいえばファンサイトの掲示板代わり(厳密に言えばちょっと性格が違うが)に活用されたものだ。

 しかし、インターネットの普及に伴うパソコン通信自体の地位の低下により、FRADIOも他の多くのフォーラムと同様、参加者数は年々減少。特にパソコン通信を始めた当時はラジオを聴いていた参加者が、生活環境が変わることによってラジオを聴かなくなってしまうのか(かくいう自分も)、現にラジオを聴いて情報を提供してくれるような書き手が減ってしまい、ラジオのフォーラムでありながら、ラジオに関する情報交換・Q&Aは早い段階で成り立たなくなっていた。
 その他の会議室も残念ながら閑散とする中で、今年の新年の挨拶でシスオペがWEBフォーラムへの移行を申請したという発表を見たときは、喜ばしい反面、こんな発言数で大丈夫なのかと心配したものだ。

 ということで今回残念ながら心配が的中したわけだが、しかし第三者的に見たら、閉鎖はやむを得ないのかもしれない。
 TTYフォーラム(パソコン通信のフォーラム)時に、まだそれなりに発言があったフォーラムのいくつかは、いわばWEBフォーラムの目玉としてかなり早い段階でWEBフォーラムへ移行しているが、どこも以前の勢いはない。
 それから見ると、FRADIOもわずかにフリートーク系の会議室は多少発言がされていたが、新規の参加者はいない状況で、FRADIOよりも段違いで発言のあったフォーラムでさえWEB移行後は苦戦し、一部のフォーラムは閉鎖状態になっているのを見る限り、移行しても遅かれ早かれ閉鎖は避けられなかったのではないかと思われる。

 なんだか結果的に否定的な話になってしまったが、ラジオリスナー同士の情報交換、あるいはラジオの話題にとどまらない参加者同士の交流について、「FRADIO」という場が果たしてきた役割は、間違いなく大きいのは言うまでもない。
 
 なお、先の告知によると、閉鎖にあたってのスケジュールは以下のとおり。
  2005年3月1日(火) 会議室リードオンリー
  2005年3月17日(木) フォーラムシステム終了

| | コメント (1) | トラックバック (0)