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2006.11.19

昔のカタログ紹介

Toshiba8708minako001

 懐かしいカタログを見つけたのでご紹介。
 これは1987年8月発行の東芝のラジカセとヘッドホンステレオのカタログで、表紙を飾っているのは本田美奈子さん。

 当時のカタログ上のイチオシ商品(巻頭見開き掲載)は、TVサウンドも聴ける、カセットケースサイズの「リモコンWalky」KT-G65。お値段は36,800円。ちなみに「Walky」というのは、東芝のヘッドホンステレオのブランド名で、ソニーで言うところの「walkman」。何となく似ているが、当然意識したネーミングだろう。

 このほかにも録再オートリバースでグライコ搭載、ドルビーB対応(どれも懐かしい用語だが、通用するのは30代以上か?)という充実機のKT-RS30(37,800円)など、6機種がラインナップ。

 その後ろにはTV音多チューナー搭載、メタルテープ(もちろん録音)対応の重量級CDラジカセ「SUGAR」(こちらはお値段78,000円)や、ライトな「SUGAR L」も掲載。ちなみに、どちらかと言えば高級路線の「SUGAR」は本田美奈子さんを、普及機の「SUGAR L」は西村知美さんをイメージキャラクターに起用している。

 巻末にはまだラジオ単体機も掲載され、めぼしい物は無いものの、「11バンドの電波をキャッチ」と書かれた短波対応の高感度ラジオRP-F11が掲載されている。

 それにしてもこの頃のカタログは見ていて楽しい。他にもあるので、またご紹介したい。


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2006.11.16

九州朝日放送がAMステレオ放送の終了を決定

個人的に残念なニュースが一つ。九州朝日放送(KBCラジオ)がAMステレオ放送を来年4月1日で終了させ、翌日からモノラル放送に戻してしまうとのこと。以下、 「SANSPO.COM」のニュース速報より。

AMステレオ放送を終了へ 九州朝日放送、来年4月
 九州朝日放送(KBC、福岡市)は15日、1992年4月から行っていたAMラジオ(中波)のステレオ放送を来年4月1日で終了し、同2日からモノラル放送とすると発表した。
 民放各社は、臨場感豊かな音が再現できるとしてAM放送のステレオ化に力を入れていたが、専用受信機が割高だったため普及せず、現在は販売される対応機種も少ないという。
 KBCは終了の理由について「聴取者にメリットが少ないと判断した」としている。

 導入時はAMラジオ活性化の切り札と言われたのに、NHKラジオが導入を見送ったこともあってか普及が進まず、導入当初以外に新規にステレオ化する局はほとんどなかったAMステレオ放送だが、新規の導入はともかく、ステレオ対応の設備がある以上、既に導入済みの局については局や放送設備の移転等がない限りはステレオ放送を打ち切らないかと思っていたので、ちょっと意外と同時に残念。
 終了の理由が「聴取者にメリットが少ないと判断した」とのことだが、ステレオ放送をするということは、モノラル放送をすることよりコストがかかるのだろうか?素人目には変わらないように思うのだが…。

 実際問題としてステレオの必要があるのかと言われると、トーク番組の多いAMではそれほど意味はないのかもしれないのだが、世の中の多くの音源はステレオである以上、聴けるものならステレオのほうがありがたいもの。
 音が良くないと見られがちなAMのステレオも、電波状態の良いところで受信すると(これがまた条件が厳しいのかもしれないが)意外に良い音が出るので、我が家ではAMステレオ対応機種は重宝している。

 他のステレオ放送実施局に打ち切りの動きが広がらないといいのだが。

(2008.7追記)
 熊本放送(RKKラジオ)もAMステレオ放送を2008年9月28日をもって終了すると発表。記事はこちらから。
 ・RKK熊本放送もAMステレオ放送の終了を決定

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