« 松田聖子がAM全局電波ジャック | トップページ | 11月のアクセス状況 »

2005.11.27

松田聖子の民放AMラジオ特別番組は同時放送ではない?

seiko
昨日「松田聖子がAM全局電波ジャック」で紹介した、全国民放AMラジオ局の統一キャンペーンの第2弾「あなたに伝えたい~言い出せなかったありがとう」。昨日の記事でも「民放AMラジオ全47局で同時放送」と紹介したが、実は微妙に?同時放送ではなかった(笑)

 ラジオを聴いていたところが都内ということで周囲のノイズが多いため、最初は「どこの局で聴けば一番受信状態がいいかなぁ」という感じでダイヤルを変えていたのだが、それにしては選局を変えるごとに今聞いたばかりのフレーズがまた出てくるし、音楽はズレている。とりあえず、手元にあるラジカセやラジオを動員してTBS、QR、LFにダイヤルを合わせてみたら…。

 一応製作元であるLFを基準にすると、なんとTBSラジオが約5秒くらい早いのだ(笑)。LFの上柳アナが「全国同時に流れているんですよ」としゃべっているのをTBSラジオで聴いてすぐLFに合わせると、また上柳アナが「全国同時に流れているんですよ」としゃべっている。3局聞き比べてみると、この時点で早い順にTBS、LF、QRの順。

 番組開始から15分ほどたって最初のCMに入ったのだが、なんとCMも違う。LFはNTTドコモのRADIDEN専用の長尺CM(長さを数えていなかったが90秒CMか?)が流れている。机に向かってラジオの深夜放送を聴いていた頃を振り返る、なかなか雰囲気のあるCMだ。
 一方TBSラジオは他企業のCMが。そしてQRは交通情報が流れている。CMタイムが明けて番組が始まると、やはり番組内容は同じながらタイミングはズレたまま放送は続く。
 地方局を聴くにはまだ受信状態が悪く確かめられなかったが、東京キー局でこの状態ということは、ひょっとすると基幹局以外の局はドコモのCMすらなかったのかもしれない。

 番組が終盤にさしかかり最後のCMタイムへ。CM明けにTBSラジオは『この番組はNTTドコモとソニーミュージックエンタテインメントの提供でお送りしました』というナレーションが挟まった後に番組本編へ。一方ここでもLFは、NTTドコモのRADIDEN専用の長尺CMを流したあと、提供のナレーションなく本編へ入ったため、タイミングは逆転。今度はLFが微妙に早くなり少し遅れてQRとTBSが追いかける形に。
 番組のエンディングテーマが流れる中、松田聖子と上柳アナの挨拶が終了。QRはさっさとテーマ曲をフェイドアウトしてCMへ行ったのに対し、TBSは長めにエンディングテーマを流し続けた。そしてLFだけは、テーマ曲をバックに「ドコモ・RADIDENプレゼンツ、『あなたに伝えたい~言い出せなかったありがとう』、この番組は~」というナレーションが!。
 どうやら、番組中の専用CMと合わせ、もし録音して保存版とするなら、首都圏ではLFバージョンが良かったようだ。他の地方ではどうだったのだろう。

        ☆           ☆            ☆

 番組の放送形態ばかりに触れるのも何なので内容にも触れておくと、まず最初に前回の全国縦断キャンペーンの時の各局の放送の一部が流され、各パーソナリティとのやりとりの中で大笑いをしている聖子さんの様子を紹介。あの笑い方は昔、「てるてるワイド」(QR)等のゲストに出ていたころとあんまり変わってない。
 最後のパーソナリティに「本当は疲れてるんじゃないですか?『そうです』とも言えないでしょうけど(笑)」というツッコミ(どこの局だろう?)にも「あっという間で、とても楽しかった」というやりとりも。

 その後は、サンスポの記事にもあったように、今は亡き母へのメッセージや、ひとりぼっちの自分に声をかけてくれた友達への感謝など、リスナーから寄せられたメッセージを松田聖子と上柳アナが読み上げ。
 12/7発売の新アルバム「Under the beautiful stars」の収録曲「クリスマスの願い」を流すなどしたあと、最後は上柳アナが全国の民放AM局の曲名を読み上げて番組は終了した。

(参考)
・キャンペーン公式サイト「あなたに伝えたい~言い出せなかった”ありがとう”キャンペーン」

<ラテログ内関連記事>
全国民放AMラジオ統一キャンペーン、 松田聖子を起用
全国民放ラジオ統一キャンペーン
松田聖子が民放AMラジオ全47局に全国縦断ハシゴ出演~AMラジオの統一キャンペーン
「松田聖子がAM全局電波ジャック」


B000BNM8YMUnder the beautiful stars
松田聖子 Seiko Matsuda Ryo Ogura
ソニーミュージックエンタテインメント 2005-12-07

by G-Tools




|

« 松田聖子がAM全局電波ジャック | トップページ | 11月のアクセス状況 »

コメント

さすが、在京3社を聞き比べましたか。私は地元東北放送1局のみで聴いていました。他局のことまで頭が回りませんでした。
宮城ではCMの時間帯はDoCoMoのCMとTBCラジオの番組の番宣が流れました。しかし、全国同時放送とは言え生放送なわけではなく、全国同時にテープを流したというのが真相のようですね。それでも業界内では大変なことなのでしょうが。

投稿: みむめも | 2005.11.28 02:02

記事の紹介ありがとうございます。(はてなユーザーではないのでそちらのページでコメント・お礼を言えなくてごめんなさい。)

サンスポの記事で事前収録だということは知っていたのですが、同時間帯放送なら、ひょっとして地方局では一部CMは差し替えるにしても、番組自体はラインで一斉に流すものだとばかり思ってたので意外でした。

各局でテープを流すほうが手間がかかるように思うのですが、ひょっとして(テープ方式のほうが)費用が安く済むんですかね?

投稿: tabo | 2005.11.30 01:00

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 松田聖子の民放AMラジオ特別番組は同時放送ではない?:

« 松田聖子がAM全局電波ジャック | トップページ | 11月のアクセス状況 »