秋山ちえ子さん引退、ラジオ番組は10月2日で終了
9月に入り、いよいよ秋の改編情報が出てきた。またひとり、名物パーソナリティがラジオから消える。お年を考えれば、まさに「お疲れさま」というところ。以下は「ニュース エンタメ YOMIURI ONLINE(読売新聞)」より。
女性ジャーナリストの草分け、秋山ちえ子さん(88)によるTBSラジオのコラム番組「秋山ちえ子の日曜談話室」が、来月2日の放送で終了し、戦後60年近くにわたってラジオ界で活躍してきた秋山さんが、マイクの前から“卒業”することになった。同局が1日、明らかにした。
秋山さんは戦後すぐに、ラジオ番組を担当したことがきっかけで、放送界に入った。1957年9月にTBSラジオで週5回の「昼の話題」がスタート。後に「秋山ちえ子の談話室」と番組名を変えて2002年10月まで45年間、1万2000回以上続いた。
その後、3年間の期間限定で「日曜談話室」が始まったが、体力的理由に加え、「最初から3年間と決めていたし、どこかでパッと辞めるのが自らの信条に合っている」などとして、ラジオの一線から引退することを決意した。(2005年9月1日19時17分 読売新聞)
なお、TBSラジオの「秋山ちえ子の日曜談話室」のページにも番組終了のメッセージが掲載されているが、その中で、毎年8月15日の終戦記念日に行ってきた「かわいそうなぞう」の朗読については、このように書かれている。
なお、毎年8月15日の終戦記念日に行ってきた童話「かわいそうなぞう」の朗読については、 来年以降も、TBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」の生放送に秋山が出演して、続けてまいります。
それにしても、今回の秋山さんは仕方がないにしても、TBSラジオをはじめ、現在聴取率のいい番組の多くは、比較的高齢の名物パーソナリティが務めていることが多いので、これからこういう「引退によるやむなき改編」が多くなりそうで心配。
しかも、それを埋めるような人がなかなかいないっていうのが問題なんだよなぁ…。それとも、今の中堅どころのパーソナリティが、年齢を経ると味が出てきて「聞かせる」話ができるようになるのだろうか。
<参考>
・TBS RADIO 954 kHz|秋山ちえ子の日曜談話室
◆こちらも合わせてご覧ください。
・「機巧研鑽隔屋」さん 「秋山ちえ子の談話室」終了
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コメント
こんにちは。いつも楽しく読ませてもろてます。
どんな方なのかは分かりませんが、名前だけは知っております。
関西でも同じ現象が起こってもおかしくないですねぇ(と書いたら怒られるかな?)。
MBS『ありがとう浜村淳です』の浜村さんが引退なんかしたらMBSはどうなるのか、ABC『おはようパーソナリティー道上洋三です』の道上さんが引退なんかしたらABCはどうなるのかと少し不安になりますね。
投稿: First Field | 2005.09.02 08:29
>関西でも同じ現象が起こってもおかしくない
そうなんですよね。年齢の問題とは違うのかもしれませんが、MBSはそれまでずーっと続いてきた「ありがとう~ごめんやす(馬場章夫)~それゆけ~すみから」という流れが切れた頃からABCに苦戦しているようですし。
そういうABCだっていつまでも道上さんがやるわけにいかないですしね。かといって、今のアナウンサーの中で後継者がいるものかどうか。道上さんだって、初代の中村鋭一さんから引き継いでからしばらくは軌道に乗らなかったらしいですから。
長寿番組の後番組は難しそうです。
投稿: tabo | 2005.09.05 01:13