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2005.08.28

つくばエクスプレス車内でラジオを聴いてみる

8/24に開業したつくばエクスプレス(略称TX)。開業初日は仕事の都合もあり、帰りに東京側の秋葉原~北千住間だけ乗って初日の雰囲気だけ味わったところだが、開業後最初の土曜日となった27日に終点つくばまで乗ることが出来た。乗車体験記などはすでに多くの人が書かれているので、あまり他人が書きそうもないネタということで。。。

◆車内でラジオは聴けるか
 つくばエクスプレスは駅構内や列車内で無線LANが利用できるのが一つのウリで、駅構内で開業時に利用できるのは、秋葉原など9駅、列車内の利用は実験中(※)とのこと。また、携帯電話についても、「地下区間を含め携帯メールが使用可能」(同社の「トピックス」のページによる)とのことだったが、ラジオ受信については特段触れられておらず、また、他の記事でも見たことがなかったので、ポケットラジオを持参して所々で適宜試聴してみた。時間は朝7~8時台。

 まずは秋葉原駅から南千住駅を過ぎたところまでの最初の地下区間。秋葉原を発車した車内でおもむろに持参したラジオをスイッチオン。ちなみに機種は松下のFM・AMステレオ対応ラジオ「RF-HS70」。
 しかし…まったく電波が入らず。やはりラジオ受信については特段考慮されてなさそうとあきらめる。もちろん、南千住駅を過ぎて地上に出ると普通に受信可能。ちなみに首都圏の各局が受信できるが、ラジオ日本だけは電波が弱い。

 北千住を発車し、再び地下区間へ。青井、六町の2駅の地下駅があるので、ダメ元でラジオのスイッチを入れてみると…あれ?受信できる。
 FMは無理だが、AMはNHK、TBS、文化放送(以下QR)、ニッポン放送(以下LF)については聴こえてくる。もちろん駅間を走行中でもOKだ。地上からの電波が入ってきているのか、何か設備があるのかは不明だが、とりあえず聴けるのは間違いない。ただ、LFは電波が弱く、AMステレオになりにくい。

 六町を過ぎて再び地上へ。電車はしばらく地上を快走する。
 それにしても速い。都心の地下区間以外は線形も良く、あまりカーブもないせいか、スピードが落ちない。最高速度は時速130キロだとのことだが、併走する車をスイスイ抜いていく走りは乗っていて気持ちがいい。高速走行と言えば京浜急行の快特や、JR西日本の新快速も時々乗る機会があるが、どちらも「いかにもスピードを出してます」という走り方をするのに対し(それはそれで乗ってて楽しいのだが)、つくばエクスプレスのほうは「余裕の走り」という感じ。スーッと加速し、淡々と走る。
 どなたかのブログで「新幹線みたい」と評したものがあったが、直線の高架線を突っ走る様は確かにそんな印象も受ける。ただ、近頃の新幹線はスピードアップのせいか、それとも遮音性に気を配っていないのか意外にモーター音がうるさく、その点こちらは走行音も割合静かなので、ラジオも聴きやすいのはうれしい。

 柏たなかを過ぎ、茨城県に入り最初の停車駅、守谷に着いたので再びスイッチオン。ここは地上駅なので、電波が入るのは言うまでもないが、茨城県内に入ったのになぜか茨城放送が入らない。線路付近がたまたま電波が入りにくい場所なのだろうか。他の首都圏各局については、TBSとQRはバッチリ。LFはやはり弱めだ。

 守谷駅を発車してから受信状況に異変が起きる。ラジオ電波は入ってきているのだが、加速のたびに電気的ノイズが入るようになった。また、走行中も細かく一定間隔でバリッというノイズが入る。ずっと聴き続けるのも不快だったので、ここでいったんスイッチを切ったため、ノイズの原因が交流電化方式(守谷で電化方式が変わる)のせいなのか、その時たまたまだったのかは分からなかったが、実際はどうなのだろう。車両によっても違うのかもしれないが…。

 田園風景の中を走りながら、いくつかの駅に停車した後、最後に再び地下へ入り、終点のつくば駅へ到着。ここも地下駅だが、地上から浅いせいか、弱いながら電波が入ってきた。
 下車すると、開業3日目だが最初の土曜日ということもあって、つくば駅にはたくさんのお客がいる。いわゆる鉄ちゃん系の人もいたが、おじさん・おばさんや、家族連れなど一般客がかなりいる。そして初日もそうだったが、ごく普通の女の子が携帯で電車や駅名標を写している様子が結構見られるのが特徴かもしれない。
 ラジオ聴取については、「まずまず使える」というのが全体的な感想。都心部で受信できないのが残念だが、この区間はわずかの距離で、乗り降りもあるので、それ以外の大部分で聞ければAMに関してはとりあえずOKかもしれない。もちろん、新御徒町で接続している都営大江戸線にならって再送信設備を設置して、地下区間でも受信できるようにしてもらえばなおいいと思うけど。

 なお、肝心のTXの利用状況については、地元紙「常陽新聞」によると、「TX、初日19万4000人が乗車」ということで、しかも初日は秋葉原駅とつくば駅で混雑したため入場制限があり、更に改札口では切符に代わる乗車証明書による乗車人数も多くあったとのこと。「乗車証明書の発行数は確認されていないが、これも含めると二十万人以上の乗車があったとみられている。」というから、まずは好調な滑り出しでなによりだ。

※…手元にある、首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレスの正式な社名)が発行している「つくばエクスプレスだより」49号によると、駅構内で開業時に利用できるのは、秋葉原、新御徒町、浅草、南千住、北千住、青井、六町、柏の葉キャンパス、つくばの各駅。

<参考>
TSUKUBA EXPRESS|つくばエクスプレス (公式ページ)
ITmediaニュース:つくばエクスプレスは車内も駅も無線LAN


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コメント

車両内、駅構内でのAM受信環境は良くないですね。
最新の通勤用密閉車両になってさらに悪化したように感じます。
災害時の広報手段としての有用性が見直されているのだから、少なくとも、都営地下鉄並みの良好な受信環境は整えてもらいたいです。

投稿: 飛行鬼 | 2006.02.19 11:41

以前記事にも少し書いたのですが、都営地下鉄はトンネル内の設備が整っているのはいいのですが、車両自体がうるさいのが難点なんですよね。
※正確にいうと都営がうるさいというより地下鉄全体がそうなんですが。
車両を作る際に遮音性とかそのあたりにもう少し力を入れて欲しいんですが、コスト高になるから難しいのでしょうねぇ。

投稿: tabo | 2006.02.20 01:18

浅草線は案外聴けるのに、新しい大江戸線の方が逆にひどかったような気がします。

投稿: 飛行鬼 | 2006.02.22 22:08

大江戸線はトンネル断面が小さく、車両との間に余裕がないせいか、走行音が響きますね。また、電波状態もモーター?のせいなのかノイズが多く、確かに聞きづらいですね。

投稿: tabo | 2006.03.06 00:31

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