« 2005年6月 | トップページ | 2005年8月 »

2005.07.30

アニメ「プレイボール」感想など

以前5/287/2に紹介したとおり、アニメ「プレイボール」が放送されているので、第4話までみた時点での感想などを。

 7/2のコメントでも書いたのだが、キャラ(絵柄)は、デジタル彩色のハデな色あいが残念だが、谷口をはじめとして原作の絵の雰囲気は出ている。一方でキャラの雰囲気や声については、現代に合わせたのか原作の設定よりだいぶ軽いと言うか、若く(幼く)設定されているように感じる。原作が書かれた時代の高校生(特に3年生)は、今の高校生よりある意味ずっと「大人」なのではないか。

 谷口をサッカー部へ入部させ、しかし野球への想いを捨てきれないことを理解するエピソードにしても、原作は展開がゆっくりしているせいもあって、キャプテン相木の谷口という人間を理解し、その心境を思いやる場面はもっと大人の目線だし、野球部キャプテンの田所も、投げられないというハンディを背負った谷口が毎日野球部を眺めていた頃から、谷口が野球をやればつらい思いをするということを考えて、言動は乱暴なようだが、実はとても谷口のことを気を使っているのだが、アニメ版ではどうしても時間が無いせいか、あまり谷口を良くは思っていないようにも見えてしまう(ネット上で書かれた感想を読んでいると、原作を読んでない人の中には、そのように見ている人も実際いるようだ。)。

 ストーリー展開については短い時間の制約の中では、よく作ってあるほうだと思うが、最も違和感を感じたのは、京成高と対戦する第4話。公式サイトのストーリー展開の紹介ではこんな感じである。

いよいよ京成高との試合が始まった。だが、墨高のバッターは力任せにバットを振り回すばかりで、何の作戦もない。見かねた谷口は、偵察の際に書いたノートを田所に渡す。早速、そのノートに従って、指示を出す田所。見事、作戦は当たるものの、谷口の言いなりの田所に、部員達は不満を募らせる。カーブの打ち方を指示する谷口に、「だったらお前が打ってみろ!」と食ってかかる佐々木。戸惑う谷口に、田所は代打に出るよう告げる。

 アニメでは、京成高に対して優位な展開になっていても、部員みんなから「1年生のくせに生意気」みたいな雰囲気で谷口が認められていないばかりか、「俺達考えて野球をやったことないもんな」などと言い出す墨高メンバー達、そして挙句の果てに「谷口の言いなりになっている」と田所まであからさまに非難されるという展開だ。
 しかし原作では、野球を出来さえすればよい部員たちが谷口の真剣に勝負に取り組む姿勢とのギャップに戸惑いを感じるシーンと、2度バントを命じられた部員が反抗するシーンはあるが、アニメ版のように部員全体から反抗されるような雰囲気ではなく、谷口の作った偵察メモによってバッターはヒットを打ち、ピッチャー中山は京成高打線を抑えていることに対し、ベンチの控え部員からも「やっぱり谷口のメモのおかげかね」と、試合中から谷口のことが墨高メンバーにも理解されているし、中山も自分ひとりの力で投げ勝っているなんて思っていない。

 余談だが、原作の中山はプライドはあるが人は悪くない(だから、次の東実戦へ挑む時も、がむしゃらに向かっていく谷口の姿勢に真っ先に理解を示す)という描き方だが、アニメ版は顔も違う上、谷口の入部当初から谷口に対して反感を持っていて、かなり底意地の悪い人物のように描かれているのはなぜだろう。

 原作との違いが大きく出ている部分で象徴的なのが、4話の終わりの部分、貴重な得点機に谷口が代打に出るシーン。
 アニメ版は、これまでの雰囲気を引きずり、カーブの打ち方を指示する谷口に、「だったらお前が打ってみろ!」と佐々木が食ってかかるし、「そうだそうだ」と部員も加勢する。しかも代打に谷口を起用することに、みんなが不満に思っているという展開だ。
 しかし原作は、佐々木がカーブの打ち方が理解できなくて困るシーンとその後谷口が代打に出る展開自体は同じだが、そこへ至る背景は全く違う。
 原作では、谷口の代打については、京成高のピッチャーが配球を変えてきたため、これ以上他の墨高メンバーでは得点できない以上、唯一カーブを打てそうな谷口に代打を任せるべきだ、という田所の話にみんなが納得しているし、メンバーの不安はむしろ、代打に出た谷口が守備についても投げられないことなのだが、これについても、田所は「今日は外野には1本も飛んでない、外野に行くかどうかは分からないのに貴重な打席のチャンスを無駄にするわけはいかない」と説明して、みんなの期待の中、谷口は打席に入っているのだ。
 ここらへん、そもそも原作と描き方が違うのと、それまでに省略してきた部分が積み重なって、アニメ版の谷口について「場がよめない人」となんて感想すらあるのは、ちょっと残念なところだ。

 全体として感じるのは、やはり1クールという制約からか、アニメと漫画の違いなのか、原作のかなりゆっくりした展開を再現することの難しさだ。(逆に、原作に忠実にアニメ化すると、とんでもなく間延びしてしまうのかもしれない。現に、原作よりもかなりカットしてあるサッカー部入部から退部に至るまでの話でも「時間をかけすぎ」という感想も見かけたから、アニメ版はこれでよいのかもしれない。)
 原作を読んでいる人は頭の中で省略されたストーリーを補いながら見ているのでいいかもしれないが、原作を読んでいない人だと違った感想を持つかもしれない。アニメを見て興味を持たれた方は、機会があればぜひ原作を読んで欲しい。ちばあきおさん独特の、じっくりと書かれた独特の味わいによって、きっとアニメ版とはまた違う感想を持たれるのではないかと思う。

<参考>
「プレイボール」公式WEBサイト

・「日々の記録」さん  プレイボール #1  プレイボール #2
・「アニメ批評空間 (AnimeScape)」さん  プレイボール・第1話
・「ANQ Ritzberry Fields」さん 第1話 第2話 第3話
・「Precious Prize Platz -Annex- 」さん プレイボール 第1話 第2話 第3話 第4話


<ラテログ内関連記事>
「プレイボール」が初めてテレビアニメ化(5/28の記事)
アニメ「プレイボール」放送枠が決定(7/2の記事)


| | コメント (6) | トラックバック (4)

2005.07.28

南野陽子登場で、まかせてちょんまげコンビ復活?

明日、7月29日(金)のニッポン放送ほか「デーモン小暮・ニッポン全国ラジベガス」(月~金・夜10時から12時)のゲストとして、南野陽子が出演するらしい。オンエアで、彼女のシングル「はいからさんが通る」(昔のバージョン)が流れ、明日は南野陽子がゲストに来るので、そのときに今度発売されたバージョンをかける、と言っていた。

 公式ホームページには今のところ何もアップされていないが、 「tv.nikkansports.com」 の全日ラジオ番組表7月29日(金)分を見てみると、

「22:00 デーモン小暮ラジベガス 南野陽子登場まかせてちょんまげコンビ復活!▽友近」

という記述があるので、間違いなさそうだ。

 「まかせてちょんまげコンビ」というのは、まだまだ世の中も、この局自体にも勢いがあった1987年、ニッポン放送は「ナンノこれしきっ」を担当していた南野陽子と「オールナイトニッポン」月曜深夜を担当していたデーモン小暮を局のイメージキャラクターとして起用したのだが、そのときのキャッチコピーが「まかせてちょんまげ、ニッポン放送」というもので、そのジングルを南野陽子とデーモン小暮とで担当していたことによる。

 当時ニッポン放送を聴いていた方なら、「♪まかせてちょんまげっ ニッポン、ニッポンほうそー♪」という南野陽子の声に記憶があるのではないか。実際はその後に「ブハハハハハ~」で始まるデーモン小暮のセリフが続くのだが、なぜか朝・昼帯の放送ではその部分がカットされ、男性アナウンサーによる「ラジオはダイヤル1242、ニッポン放送」というごく普通のモノか、南野陽子のセリフによる「まかせてちょんまげ、ニッポン放送」というものに差し替えてあった(苦笑)。

 どんな展開になるか、明日は楽しみだ。

(7/31追記)
・コメント、トラックバックを頂いた「きよおのつぶやき日記」さんの7/30の記事に、当日の放送の感想等が書かれていますので、トラックバック一覧又は下記のリンクからどうぞ。
 「ナンノと閣下、まかせてちょんまげコンビ復活」


<南野陽子の関連記事>
南野陽子デビュー20周年と「ナンノこれしきっ!」

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2005.07.27

MBSヤングタウンの本「ヤンタンの時代。」発売

かつての深夜放送全盛期に、朝日放送の「ABCヤングリクエスト」とともに大阪から全国的にリスナーを集めた毎日放送の看板番組「MBSヤングタウン」。その誕生秘話や、番組が始まってから実質的に「ヤンタン」としての看板を下ろすまでの間に番組を担当した主なパーソナリティを通して、当時の放送を振り返った本が発売された。著者は「ヤンタン」の生みの親、「オオナベさん」こと渡邊一雄氏。
 なお、ここでいう「ヤンタン」は月曜から土曜あるいは日曜までの帯で放送していた「ヤンタン」であり、間違っても「モーニング娘。」等ハロプロメンバーの話は一切出てこないので、念のため。(今の「ヤンタン」は、名前が「ヤンタン」なだけであくまで別物だ。もちろん面白いかそうでないかということとは別の話だが。)

…ということで、以下は毎日放送の紹介ページより。

みんなの胸にもきっとある。MBSヤングタウンのファンタスティック・メモリーズ。 深夜ラジオの黄金時代。プロデューサー、ディレクターがいま語る明石家さんま、谷村新司らヤンタン出演者の笑いと涙のハートウォームなヤンタン物語。

 
 まだ全てを読み終わってないのだが、取り上げられているパーソナリティは、斎藤努、桂三枝、笑福亭鶴光、角淳一、諸口あきら、谷村新司、笑福亭鶴瓶、やしきたかじん、明石家さんま、島田紳助、白井貴子、本木雅弘、原田伸郎、渡辺美里、笑福亭笑光(嘉門達夫)、桂雀々、笑福亭笑瓶、MAKOTO(北野誠)、チャゲ&飛鳥、伊東正治 …といったところ。
 中身のほうは、番組スタート当初は公開放送なのに人が集まらなくて、スタジオを埋めるために掃除のおばちゃんや守衛のおっちゃんまで動員した話や、笑福亭鶴瓶の放送禁止用語連発事件、そして、一部では有名な、当時まだ無名だった石川優子をTBS「ザ・ベストテン」に出演させてヤンタンのスタジオから生中継させようという「石川優子スター計画」(※実際に「シンデレラ・サマー」が大ヒット。「ザ・ベストテン」のヤンタンのスタジオからの生中継も実現した。)など、興味深い内容がいっぱいだ。

 一方、本の後半は、番組当初のタイトルが「歌え!MBSヤングタウン」だったように多分に音楽の要素も強い番組だったこともあって、ザ・フォーク・クルセダーズなど、番組で取り上げ人気となっていった、当時の関西の音楽シーンについて語られている。
 なお、写真は特にないが、巻末に「ヤングタウン出演者年表」として1967年から1990年までの歴代パーソナリティと当時の主な出来事が、また、番組の1コーナー「ヤンタン今月の歌」のリストが掲載されている。

 今、手元に資料がないのだが、取り上げられているパーソナリティや年表が1990年までとなっているのは、恐らくこのころから聴取率の不振が目立ち始め、放送時間を変えたり、リクエスト主体に変えてみたりと、番組のカラーが変わってしまったからであろう。
 この本では触れていないが、その後、さしもの「ヤンタン」も1999年秋改編で、現在のように土日を残して事実上終了することとなる。

 なお、ヤンタン関連の話題については、redfoxnumber6さんの「車の中で聴く音楽」でいろいろ語られているので、関心のある方はリンク先へどうぞ。(今回の本の発売情報はそこで見つけました。感謝。)


「ヤンタンの時代。」7月23日発売。   
  発行 株式会社キッズネット/販売 株式会社角川書店/価格: ¥1,260 (税込)

 恐らく関西方面では比較的たやすく店頭で購入できると思われるが、それ以外の地域ではどうだろうか。ちなみに自分は神保町の書泉グランデで入手。近くの三省堂神田本店にもあったが、自分が見たときはどちらも1冊しか見当たらず。売れているのか、それとも入荷が少ないのか?

ヤンタンの時代。
4048943405渡辺 一雄

キッズネット 2005-07
売り上げランキング : 4,772

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2005.07.26

ABCラジオが深夜放送を休止

ABCラジオ(大阪)が送信所のアンテナ工事に伴い、しばらくの間、深夜放送を休止する。番組の中で個別に言っていたり、先日の「サイキック青年団」終了後の放送休止前にも告知アナウンスが流れていたのだが、web上にはなかなか告知が出ず、いつ出るのかなぁと思っていたのだが、昨日ABCラジオのページを確認したところ、正式に?告知が出ていた。以下、ABCラジオの「放送休止のお知らせ」のページより。

ABCラジオ深夜放送休止のお知らせ

7/30(土)深夜~9/3(土)早朝は高石送信所アンテナ工事のため、 深夜の一部の番組を休止、変更させていただきます。 大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承ください。


 同ページによると、具体的には7/30(土)深夜1時から9/3(土)早朝5時までが休止期間。この間、深夜帯の定番番組「もうすぐ夜明け」をはじめ、モーニング娘。のメンバーなどが出演している「ハロプロやねん!!」や、「ABCアシッド映画館」等が全面的に休止となる。
 また、夜帯の看板番組「ABCミュージックパラダイス」(ミューパラ)は放送時間が深夜0:30まで(土曜深夜は0:00)となり、1時までの残り時間に、現行25時台に放送している「魁!!ランディーズ」「RADIOアニメロミックス」等が放送されることとなる。
 なお、日曜深夜の「サイキック青年団」については、ラジオでの放送はないが、ネット配信による有料放送は休止期間中も行われるということなので、入会している人は貴重な放送が聴けるということになる。

・放送時間を変更して放送する番組
 (月~金) ABCミュージックパラダイス (月~金) 深夜10:00~0:30
 (土) ABCミュージックパラダイス (土) 深夜10:00~0:00
 (月) 魁!!ランディーズ (月) 深夜0:30~1:00
 (火) スレッドキングABC (火) 深夜0:30~1:00
 (水) ラジオマンスリーよしもと (水) 深夜0:30~1:00
 (木) ピートム.Comic Jack (木) 深夜0:30~1:00
 (金) 炎のTIM学院~ゴルゴ先生 レッド先生 (金) 深夜0:30~1:00
 (土) RADIOアニメロミックス (土) 深夜0:00~0:30
 (土) 田村ゆかりのいたずら黒うさぎ (土) 深夜0:30~1:00

<参考>
ABCラジオのページ
(注意:トップページを開くと、余計な音声が出るのでPCのボリュームに注意。全体に変に凝り過ぎてページが重たく、見辛いと思うのは私だけか?)
・ABCラジオ「誠のサイキック青年団」のページ


487892312116年目のサイキック読本
北野 誠 竹内 義和

青心社 2005-08
売り上げランキング : 7,181

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.07.16

夏の高校野球中継と関連番組

 今年も夏の高校野球(正式には、第87回全国高校野球選手権大会)のシーズンがやってきた。夏の高校野球と来れば、社を挙げてその放送に全力で取り組むのが大阪のABC朝日放送だ。

 大会中のABCは、ラジオは朝から夕方まで実況中継。テレビのほうは、朝・昼・夕方のワイド番組・全国ニュースなどの時間を除いて朝から中継し、そのABCが中継できない時間帯は、サンテレビ(兵庫)など周辺U局でリレー中継することにより完全フォローする体制をとる。東京で言えばテレビ朝日が中継し、tvk、ちばテレビ、テレビ埼玉がリレー中継するようなもの。
 このほか、開幕までの各県の出場校が決まるまで、一部全国ネットの「速報!甲子園への道」 、大会期間中は全国ネットの「熱闘甲子園」で締めることになる。

 ABC朝日放送の「速報!甲子園への道」のページによると、本年度の「速報!甲子園への道」は、7/19(火)~7/30(土)の放送。※全代表校が決まるまで順延あり。
 放送時間は日によって異なるのでリンク先のページを見て頂きたいが、7/25(月)は深夜2:20~と、ほとんど捨て番組の扱い。なかなか厳しい時間帯だ。
 キャスターは先日6/19の記事『「たかじん胸いっぱい」の在阪女子アナ特集』でもチラッと紹介したABC羽谷直子アナと、同じくABCの喜多ゆかりアナ。テーマソングは、スガシカオの『奇跡』(2005ABC夏の高校野球統一テーマ曲)とのこと。

 このようにABCが力を入れている高校野球中継及びその関連番組だが、高校野球自体の人気が長期低落傾向なためか、関西はまだしも関東では数字がいまひとつのようで、以前は「速報!甲子園への道」は各地の代表校が一通り決まった後は大会の前日まで毎日放送されて、「いよいよ明日から!」と大会の開始を盛り上げたものだが、最近は一通り出場校が決まればさっさと終了してしまうし、「熱闘甲子園」のほうも、以前は「ニュースステーション」の開始時間をずらしてでも夜10時にスタートしていたのが、「Nステ」の終了時間を早めての夜11時スタートとなり、やがて短縮なしの11時過ぎスタートへ押しやられてしまった。(全国ネットの場合、何よりも関東地区の数字が優先されるため。)
 ラジオのほうも、以前は大会期間中、東・西東京代表が出場する試合がお昼以降にかかるときは、ABCラジオからの中継を受けてTBSラジオが中継放送を行っていたものだが、かなり前からなくなっている。
(このほか、昨年やっていたかどうかは確認していないが、茨城放送は、茨城代表が出場する試合はABCの中継をネットしていた。)

 私自身、高校野球への関心が薄れているということもあるが、昔に比べて見なくなったのが「熱闘甲子園」だ。見なくなったのは放送時間が遅くなったということもあるかもしれないが、それ以上に番組が変わってしまったから。これについてはまた後日書いてみたい。

(8/5追記)
・末尾に書いた「熱闘甲子園」について、関連記事をアップ。
 「熱闘甲子園は「今年も感動にこだわる」そうで…」 (8/5の記事)

<参考>
THP blog×2005夏の甲子園特集「速報!甲子園への道」19日スタート! (7/14の記事)
 ※以上の記事に限らず、高校野球に関する情報がたくさん掲載されていて、高校野球ファンの方にはお勧め。

<ラテログ内関連記事>
熱闘甲子園は「今年も感動にこだわる」そうで…
「熱闘甲子園」今年のテーマ曲
高校野球中継の定番曲
高校野球決勝戦は民放でも放送
高校野球決勝戦が高視聴率。一方で…

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005.07.14

「ラジオ大阪の歌」の着メロ

放送局の放送開始・終了時やジングルに使われる局のイメージソングは、 「♪キュッ、キュッキュッQR~ ランランラジオはQR~ 文化放送、文化放送 JOQR~」 の文化放送「QRソング」や、 「♪こっこは~ 海の見える(見える)放送局~ ランララララララ~ン」 のラジオ関西「海の見える放送局」などが有名だが、同じく有名なのが、OBCの「ラジオ大阪の歌」。
 この「ラジオ大阪の歌」の着メロが、同社(OBC)のホームページでダウンロードできる。着メロ自体の使用料金は無料だ。

 ダウンロードするには、OBCのホームページの画面下部「その他のお知らせ」から『「OBCソング」の歌詞と着メロのダウンロード方法』を開き、画面の指示に従って携帯にダウンロードページのアドレスを送るか直接アドレスを入力してダウンロードすることになる。
 なお、古い携帯電話などで着メロが対応していないが、メロディを聞いてみたい場合は、Vodafone用ページの40和音のSMAFデータをパソコンにダウンロードすれば、対応プレイヤー(※)で聞くこともできる。
 ※一例として、ヤマハの「ミッドラジオプレーヤ」(詳細はこちらのページから)

 ちなみに、この「ラジオ大阪の歌」は作詞・野坂昭如、作曲・いずみたくという豪華版で、「Wikipedia」の記述によると、放送局のイメージソングとしては日本で初めて作られたものらしい。
 OBCのページには現行版の歌詞もフルで掲載されているが、製作された当時から歌詞が全く変わっていないというわけではなく、実は若干の修正が入っている。
 以前聴いた初期バージョンでは、一つは最後の「♪1314OBC」 の部分が、1978年11月23日に全国一斉に行われた中波周波数変更の変更前の数字に、もう一つは現行「♪車の中でも」 の部分が、そのバージョンでは「♪すみからすみまで」 になっていた。カーラジオが普及していなかったということなのだろうか。

(7/15追記)
 ココログが重たくて更新を保留していて、今回もう一度確認してみたら、記事を下書きしていた時には繋がっていた上記ダウンロードページが、7/15現在繋がらなくなっている(歌詞が載っている説明書きのページまでは繋がる)。どこかのページで紹介されたか何かでアクセスが殺到したのだろうか?

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005.07.09

ミズホ通信、ループアンテナの「手づくり受注」を検討

マンションなど鉄筋コンクリートの建物でクリアにAMラジオを聴こうとするときや、地元局以外の局を遠距離受信して聴こうと思うと、先日紹介したような高感度のラジオの導入はもちろんなのだが、合わせてアンテナを強化する必要もある。

 アンテナはもちろん自作できるのだが、工作が苦手な人が頼りにしていたのが、ミズホ通信の一連のループアンテナ製品。・・・だったのだが、同社の営業縮小に伴い半完成品のUZ-8DX、コンパクトタイプの完成品UZ-77がともに生産終了し、簡単には手に入らなくなってきた(キットタイプのUZ-K1は引き続き販売中)。

 ところが、先日ミズホ通信のホームページを覗いたところこんな情報が。

2004年で量産を終わりました、大型ループアンテナキット「UZ-8DX」、コンパクトウルトラループ「UZ-77」のカタログを、ご覧いただけるようにしました。「製品価格一覧」のページからご覧ください。 製品につきましては、月々数本の「手づくり受注」を検討中です。 尚、量産品よりは、価格がアップいたします。また、納期が掛かる場合がございます。 詳細が決まり次第、ホームページでご案内いたしますので、宜しくお願いいたします。

 現段階ではあくまでも「検討中」であり、実現しても「月々数本」という厳しい状況ではあるが、こうした対応をとるのは異例と思われ、製品の量産終了を惜しみ発売再開を願う声が相当多かったものと思われる。正式な発表が待たれるところだ。

 やはり待てないと言う方、とにかく安価に済ませたい方は、発売中のUZ-K1を組み立てるか自作することになる。トライした方の感想や参考にした記事は、以下のページからどうぞ。

 ・「ペグを抜く」さんの5/8の記事「電波が…
 ・「地理の部屋と佐渡島」さんの3/31の記事「MIZUHO UZ-K1 「ループアンテナ」

(追記)
 「電波もよう」さんのところの7/8の記事 「ミズホループアンテナ復活?」によると、タケウチ電子というところが、ミズホ通信「UZ-K1改造仕様」の販売を開始したらしい。
 リンク先のタケウチ電子のページによると、製作に当たってはミズホ通信社長の了承も得ているらしいので、怪しい商品ではない(笑)。興味のある方は問い合わせしてみるといいと思う。


| | コメント (5) | トラックバック (0)

2005.07.03

6月のアクセス状況

先月のアクセス状況は以下のとおり。

◆アクセス数
 トータルアクセス:9089
 ユニークアクセス:5964

◆サーチワードベスト10
 1 伊藤綾子  785  16.37%
 2 RF-U700  162  3.37%
 3 プレイボール  96   2%
 4 藤木千穂  73   1.52%
 5 白線流し  71   1.48%
 6 伊藤綾子アナ  63   1.31%
 7 魚住りえ  55   1.14%
 8 プレイボール アニメ  54   1.12%
 9 川幡由佳  47  0.98%
 10 ほぼ織田信長のオールナイトニッポン  38   0.79%


 ちなみに6位「伊藤綾子アナ」 21位「秋田放送 伊藤綾子」 22位「秋田放送 伊藤綾子」 23位「秋田放送 伊藤アナ」 28位「秋田放送 伊藤アナ」 30位「伊藤 綾子」… (まだ続くが略)なので、ABSの伊藤綾子アナがもうダントツ。似たようなワードで順位が違うのはスペースが全角か半角かで区別されて集計されるかららしい。

 なんでこんな記事にアクセスが集中したのかと思ったら、googleで検索すると、当blogの該当記事「TBS安住アナのお見合い相手はABS伊藤綾子アナ」が大体1ページ目か2ページ目に表示されたかららしい(※)が、それにしてもそれほどまで反響があるとは、記事を書いた時点では思いもよらず。せっかくアクセスされた方には、たいした情報もなく申し訳ない限り。
 ※現在はgoogleのプログラムが変わったのか、同じように検索してもまったく上位に出なくなっている。

 あとは松下のラジオ「RF-U700」の検索が多いのは当blogらしいところか。
 みなさま、ご覧いただきありがとうございます。

 ※この記事は「オフ_ザ_グラウンド」さんの記事のアイデアを頂きました。

(8/1追記)
 サーチワードの順位を10位までの掲載に直しました。

<以下広告>

Apple iPod nano 4GB ホワイト [MA005J/A]
B0007YT8XY
アップルコンピュータ 2005-09-08
売り上げランキング : 1

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
Apple iPod shuffle 512MB M9724J/A Apple iPod nano Tube [MA241G/A] PHILIPS SBC-HE580 インナーイヤー式ヘッドフォン Apple iPod nano Lanyardヘッドホン [MA093G/A] SONY ニュー・メモリースティックPROデュオ MSX-M512S  512MB

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.07.02

アニメ「プレイボール」放送枠が決定

以前5/28の記事でお伝えしたアニメ「プレイボール」の放送時間が発表された。 「プレイボール」公式WEBサイトによると、放送時間帯は次のとおり。

 ・関西テレビ  7月4日(月)26:00~
 ・熊本放送  7月5日(火)27:20~
 ・テレビ宮崎  7月6日(水)25:15~
 ・千葉テレビ  7月6日(水)25:35~
 ・四国放送  7月6日(水)25:50~
 ・仙台放送  7月6日(水)26:02~
 ・テレビ埼玉  7月7日(木)25:30~
 ・東京MXTV  7月7日(木)26:30~
 ・群馬テレビ  7月8日(金)25:45~
 ・山陰中央テレビ 7月8日(金)26:00~
 ・tvk      7月9日(土)25:00~
 ・長野放送  7月9日(土)25:45~
 ・テレビ愛媛  7月11日(月)25:20~
 ・高知さんさんテレビ 7月11日(月)26:05~
 ・鹿児島テレビ  7月11日(月)26:10~
 ・石川テレビ  7月12日(水)26:10~
 ・東海テレビ  7月21日(木)27:27~
 ・CSアニマックス  8月23日(火)23:00~
 ・TAKARANDO 9月3日(土)
 
 ※上記放送時間は変更となる場合あり

(7/5追記)
 一部放送局の追加や、放送時間の変更があった模様。最新情報は上記の公式サイトで確認して下さい。

 合わせて主題歌も発表されているが、前作「キャプテン」の主題歌「君は何かができる」が使われるのはいいとして、ちょっと不安になるのは、それが、今度メジャーデビューするというバンド「ザ・ルーズドッグス」が、『オリジナル曲の良さを残したまま、現代風にアレンジした』という(公式サイトの解説)、「君は何かができる~プレイボール2005~」だということ。
 「ザ・ルーズドッグス」の曲を聴いたことがないので、元々得意とする曲調がどんなものかは知らないのだが、ファンの方には申し訳ないのだが、ビリケンがカバーしたH2Oの「想い出がいっぱい」しかり、松下萌子さんがカバーした斉藤由貴の「卒業」しかり、オリジナルをよく聴いていた曲のリメイクバージョンで「これも結構いいなぁ」と思ったことがあまりないので、そういう意味では『現代風にアレンジした』というのは気になる。

 言うまでもなく「プレイボール」原作の設定は1970年代で、多少は現代風に直すとしても本筋としては変わらないはずなので(変えては雰囲気ぶち壊しだ)、『現代風にアレンジした』という主題歌が浮いてしまわなければ良いのだが・・・。

(7/30追記)
・放送を見た感想をアップしました。
 ・アニメ「プレイボール」感想など(7/30の記事)


| | コメント (3) | トラックバック (1)

2005.07.01

松下のラジオ「RF-U700」を購入・その2(AM編)

先日に引き続いて、松下電器のラジオ新製品「RF-U700」の感想を。
(※2011年現在、メーカーの販売はRF-U700の後継機RF-U700Aになっていますが、AMラジオの部分については基本的には同じではないかと思われます。)

Panasonic TV(1ch-12ch)/FM/AMラジオ RF-U700-SPanasonic TV(1ch-12ch)/FM/AMラジオ RF-U700-S

パナソニック 2005-06-25
売り上げランキング : 34947

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 注目のAMのほうはどうか。今の居室はアパートの一室で、近くにマンションが立ち並ぶ幹線道路が走っているという悪条件なのだが、RF-U700は大型ジャイロアンテナの効果があるようで、夜になりナイターが始まる時間帯になると地方局の電波もよく拾う。
 ジャイロアンテナはかなり指向性があり、わずかな向きの違いで電波の強さが大きく変わるのだが、マニュアルモードにして選局ダイヤルを適当に回していくだけで、ここ(都内)からHBC、CBC、MBS、RCC、RKBなどの基幹局はもちろんのこと、北日本放送(富山・5K)、山形放送(D5K)、秋田放送(5K)、北陸放送(金沢・5K)、岐阜ラジオ(5K)などを容易に受信できた。(いずれもナイターの合間のCMやジングルで確認。)
 FMの受信もそうだが、周波数さえ合わせればあとは一番聴こえる方向へジャイロアンテナを回せば済むので、簡単かつ明瞭だ。受信性能もさすが手持ちのラジカセとは桁違いで、さすが高感度を謳うだけある。
 
 では現行機でAM最強とも言われるソニーのICF-EX5(※注 現在は製造が終了し、後継機の「ICF-EX5MK2」になっています)と比べるとどうか。これについては、純粋に受信性能だけで言えば、我が家の環境では僅かの差でEX5に軍配が上がる。

 EX5は選局がアナログ式で、主要局の局名表示板がついているとはいえ周波数を直読できないため、多数の局が受信できる夜間になると、最後は放送内容で局を判別するしかなく、また、なおかつチューニングが極めてシビアで、ダイヤルのほんのちょっとした加減で受信状況が変わるのだが(まあ、それが受信する楽しみなんだけど)、いったんベストな位置にできれば、U700よりもしっかり電波を捉えている気がする。

 また、定番のテストとして、地元局である文化放送(1134kHz、出力100kw)のすぐお隣の周波数1143kHzで放送しているKBS京都(出力20kw)が受信できるか試してみたが、ここでも両機の微妙な差を感じた。
 U700は文化放送の影響を若干受けながらも、一応は受信して内容も聞き取れており、これだけでも優秀(※)。しかし、U700はAMは9kHz単位の選局に固定されており微調整は利かないのに対し、EX5のほうはアナログダイヤル式の良さで、文化放送が混信しないよう微調整が出来る上、同期検波回路を使えば、音質は悪くなるものの混信やビート妨害がかなりカットできて、より聞きやすくできる。
 また、EX5のほうは海外局の混信がひどい時には受信感度の調整機能を使えるなど、両機を比較しながら聞くと、より聴きやすい状態へ持っていける余地がある分、EX5の優位性が感じられた。

※…ちなみに、手元のラジカセや他のデジタルチューニングのラジオでは、1143kHzに合わせても強力な文化放送の電波に潰されて(雑音まみれで文化放送が聞こえてしまう)、KBS京都は受信できないか、極めて受信が難しい。そこら辺のラジオはだいたいそんなものだ。

 一方、手軽に高感度ラジオを扱えるという意味では、RF-U700はかなり優れている。ICF-EX5のようなダイヤル選局は趣味としては楽しいが、それだけに普段扱っていない人にはチューニングが難しい。
 現に上で書いたように、地方局の受信テストをしたときも、U700で直接周波数を合わせて放送を確認した後、EX5のダイヤルを合わせて同じ放送が聞こえるところを探していったので確認が早かったが、EX5単独で目的の放送局を狙っていたら、そんな簡単にはいかなかっただろう。
 逆にRF-U700は、周波数を合わせジャイロアンテナを回転させて受信状態が今一つだったとしても、それ以上何かをする余地は無いが、その点EX5ならチューニングや同期検波で調整してみる余地がある。

 まあ、こう言っては実も蓋もないのだが、今回は高感度ラジオという視点からICF-EX5と比較したが、RF-U700は筐体のデザインや操作性を見ても分かるように、あくまでも高感度なホームラジオという位置づけであり、外観や機能から見てもどちらかといえばBCLラジオのEX5とは性格が違うものなんだろう。

 U700は先日書いたように、枕元に置いて、地元以外の局も含めたお気に入りの局に適当に合わせて聴くようなイメージ、一方EX5の場合は、周波数帳やタイムテーブルを脇に置いて、聞きたい局を狙っていくイメージというところか。ラジオ好きなら両方購入して使い分けるのも楽しいと思うが、選択に迷っているのであれぱ、ラジオを聴くことにどこまで手をかけられるかで判断することになるのだろうと思う。

 それにしても、これだけ力を入れたラジオの新製品は久しぶりで、よくぞ出してくれたというところなのだが、返す返すも残念なのは、せっかくステレオスピーカーを搭載しながら、AMステレオに対応していないこと。なんでもAMステレオ用のチップが製造中止になったからだという話も目にしたが、ここはなんとかしてもらいたいところだ。

<参考>
・松下電器の4/26ニュースリリース「高感度ラジオ RF-U700 を発売」
・松下電器の商品カタログのページ「ラジオ RF-U700」
・「AMラジオ遠距離受信の部屋」 (個人作成ページ)から
  「おすすめAMラジオ紹介(高性能ラジオ徹底比較)」のページ
・nikkeibp.jpから 「「簡単選局」、液晶画面に放送局名表示する据置型ラジオ、松下」
「らっぱくんの徒然写真日記!?」から
  「最近買ったラジオ。」 (6/26の記事。U700とEX5の大きな写真付き。)

(追記)
・後継機RF-U700Aの商品カタログのページ「FM-AM 2バンドレシーバー RF-U700A 商品概要 オーディオ Panasonic」

<ラテログ内関連記事>
松下電器のラジオ新製品はジャイロアンテナ装備
松下のラジオ「RF-U700」を購入・その1

(※以下のリンクは後継機RF-U700Aです。RF-U700とのスペック的な違いは、TVのアナログ放送終了を見越したTV音声部分の改変のみのようですので、AMラジオ部分については変更無いものと思われます。)

パナソニック FM-AM 2バンドレシーバー (シルバー) RF-U700A-Sパナソニック FM-AM 2バンドレシーバー (シルバー) RF-U700A-S

パナソニック 2010-11-18
売り上げランキング : 18802

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

比較相手のソニー「ICF-EX5」の後継機「ICF-EX5MK2」はこちら。

SONY FM/AM/ラジオNIKKEIポータブルラジオ ICF-EX5MK2
SONY FM/AM/ラジオNIKKEIポータブルラジオ ICF-EX5MK2
ソニー 2009-02-10
売り上げランキング : 3135

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
SONY ACパワーアダプター AC-D4L
SONY LW/MW/SWワイドレンジアンテナ AN-12
SONY FM/MW/SW1-7 ワールドバンドレシーバー ICF-SW23
SONY ICF-SW7600GR FMラジオ
BCLライフ2010 (三才ムック VOL. 294)

にわかに注目度が上がったFM緊急警報放送対応ラジオはこちら。

Panasonic FM緊急警報放送対応FM/AM2バンドラジオ RF-U350-SPanasonic FM緊急警報放送対応FM/AM2バンドラジオ RF-U350-S

パナソニック
売り上げランキング : 8288

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



| | コメント (13) | トラックバック (0)

« 2005年6月 | トップページ | 2005年8月 »