「欽どこ!」の「クロ子とグレ子」のDVDが発売へ
かつてテレビ朝日「欽ちゃんのどこまでやるの!」(略して「欽どこ!」)を見てた人、中でも、今でもコサキンのラジオを聴き続けているような人たちにはうれしいニュース。「欽どこ!」の中でやっていた「クロ子とグレ子」のコーナーのDVDが発売されることとなった。4月6日の発売日が待ち遠しい。
情報元:日刊スポーツcom「クロ子とグレ子」のDVDが発売へ
「コサキン」の二人については以前もとりあげたところだが、「欽どこ!」で「クロ子とグレ子のどこまでやるの」をやっていた時は、まだテレビはもちろん、ラジオでも今ほどの人気者ではなかった。関根さんは「欽どこ!」の出演にあたり、欽ちゃんから「ラビット関根」の芸名をやめるように言われ、本名の「関根勤」に戻した頃で、それまで「コサラビ」だった二人のラジオでのコンビ名も「コサキン」となった。
余談だが、テレビでは二人で出ていても当時から「コサラビ」も「コサキン」も使わなかった。ずっと後になってコサキンの名を冠したテレビ番組もできたが、基本的に長続きせず。二人が「コンビ」として活動するのは事実上ラジオだけということもあって、ラジオの世界では比較的通りの良い「コサキン」の名前も世間一般ではそれほどの知名度がない(苦笑)。
この頃はいわゆる欽ちゃん番組の全盛期で、番組ごとに多少の時期はずれるものの、月曜「欽ドン!」(フジテレビ系)、火曜「たみちゃん」(実際はこの前に番組があるのだが、忘れた)、水曜「欽どこ!」(二つともテレビ朝日系)、金曜「週刊欽曜日」(TBS系)、とゴールデンタイムにそれぞれ欽ちゃん番組があってそれぞれ20%以上の視聴率を上げていた時期だ。(これより遅れて、欽ちゃん番組を持っていなかった日本テレビがゴリ押しして日曜に「日曜9時は遊び座です」をスタートさせるが、この無理が欽ちゃん転落のきっかけとなるのはまた後の話である。)
「欽どこ!」は1976年スタートだが出演者は時代時代で変わっており、「クロ子とグレ子のどこまでやるの」があった1983年前後は、見栄晴が人間となり(藤本正則、現・見栄晴)、見栄晴の妹として「のぞみ(高部知子)、かなえ(倉沢淳美)、たまえ(高橋真美)」が出演、この3人が「わらべ」として出した番組エンディング曲「めだかの兄妹」が年間レコード売上げチャート1位だか2位だかの大ヒットを記録、番組の視聴率も83年6月22日には42%という驚異的な記録を出すという絶頂期だった。
「クロ子とグレ子」は基本的にセットの前で二人がコントをやるだけのシンプルなコーナーで(だからこそ「The Elements of Style」さんのところで言われているようにDVD化しやすかったのだろうけど。)いわば「欽どこ!」の中ではコーナーのつなぎのような扱いだったし、「欽どこ!」本編のコントには「クロ子とグレ子」はほとんど出演させてもらっていない。(そもそも「クロ子」は「黒子」のことで、裏方である。黒子が二人いても画面で映えないため、一人はグレーにしたところから「クロ子とグレ子」となった経緯がある。)しかし、人気番組で毎週顔を売ることが出来たのは、お二人にとってさぞかし良かったに違いない。
ラジオのほうでも、この人気を受けて、毎日欽ちゃんファミリーが出演する月曜から金曜まで(のちに土曜も)の帯番組「欽グルス電リク60分」(TBSラジオ、深夜0時から1時。のちに「欽グルスショウ」に改名)に出演することになる。
DVD発売は4月6日だが、ラジオでコサキンのお二人がどういう取り上げ方をするか楽しみだ。
<関連>
「コサキンDEワァオ!」 (TBSラジオでは毎週土曜日深夜 0時~1時放送)
「コサキンソングをステレオで聴く」 (2005.01.16の記事)
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コメント
トラックパット、ありがとうございます。エントリーの一覧を見ると、TBSラジオ好きとお見受けしました。そういえば、宮内アナも今月で定年退職ですね・・・。伊集院も寂しいんだろうなぁ(笑)。
今度とも私もラジオネタを出来るだけ書き込みたいと思いますので、今後とも宜しくお願いいたします。
投稿: businessthink | 2005.01.30 13:14
こちらこそどうもありがとうございます。
ご推察のとおり、昔からTBSラジオ好きです・・・と言いながらも、以前も記事本文でも書いたように、なかなか聴いているラジオ番組自体が少なくなっているので、なかなか新鮮なネタが書けないのですが。
こちらもラジオネタを楽しみにしておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
投稿: tabo | 2005.01.31 00:19