ニュース番組のワイド化
とうとうTBSも夕方の「ニュース番組」という形をとった「ダラダラワイドショー」に参入するらしい。
これまでTBSは、ニュースの時間を「ニュースの森」として独立した番組として取り扱ってきたが、3月28日から「イブニング・ファイブ」(午後4時54分~6時55分)をスタートさせるとのこと。当然「ニュースの森」は終了となる。
今の「ニュースの森」自体も1時間番組だが、ニュースらしいのは前半だけでローカル枠となる中盤以降は単なる情報番組と化しているが、仕事に関係あるニュースを見たいときなど、とりあえず主要ニュースをチェックしようと思ったときは前半だけ見ておけばよく、分かりやすかった。
まぁワイド編成には、こういう自分みたいな視聴者がチャンネルを切り替えてしまうのを防ぐ意味があるのだろうが、今までその時間にTBSに合わせていたのは、他の局だとニュースをいつやるのかよく分からないからであって、TBSまで右へ倣えというのは残念。とりあえず、番組内のコーナーとして、ストレートニュースを扱う「イブニング・ニュース」を置くそうなので、ニュースの時間は固定されそうなのが救いだが。
ちなみに昔のTBSは、午後6時から関東ローカルの「テレポート6」、6時30分から7時までが全国ネットの「ニュースコープ」で、分かりやすくてよかった。
一方NHKだが、こちらも近年ワイド化が進んでいるが、基本的に「全国ニュース」「ローカルニュース」「その他の話題」の順番や時間帯(枠)を崩さないので、「そこ」だけ見たい私のような人間にはありがたい。
それにしてもかつては「報道のTBS」と自他共に認めていたTBSが、看板の夕方ニュースにタレントをもってくるというのはちょっとした驚きである。★芸能日報!てれびまにあ。さんのところには、タレントが夕方ニュース番組のキャスターを務めた例があげられているが、テレ朝の「ニュースシャトル」は時間帯こそ意欲的であった(当初月~金の午後7時20分から8時に放送。このため「ドラえもん」などの全国ネット番組は6時50分からの30分番組になった。さらに空いた6時台に関東ローカル(ごく一部の局はネット)で一部で伝説の「パオパオチャンネル」を放送していた。その後「ニュースシャトル」はごく普通に午後6時からに戻り、変則編成は終了。)が、番組のつくりは正統派だったのでともかく、「スーパーJチャンネル」の石田純一や田代まさしというのは、いったいどういう意図があって局が起用したのか、今振り返っても疑問。
今回のTBS「イブニング・ファイブ」はラサール石井を据えるそうだが、朝の「ウォッチ!」を見たときの仕切り方や「声」がどうにも自分には合わなかったので、「イブニング・ニュース」以外の時間は見なくなるかもしれない。
参考記事:スポニチ「ラサール石井 朝から夕方の顔に」
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