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2005.01.30

AMラジオ機能付きICレコーダー・その後

 2005.01.26にAMラジオを搭載したICレコーダーの紹介をしたところ、The Elements of Styleさんのところで、衝撃?の事実(笑)が紹介された。以下は「AMラジオを搭載したICレコーダー。でも、よく似てるなぁ?」から抜粋。

そういえば、「AMラジオを搭載したIC レコーダーは国内初」とあるが、以前にAMラジオ機能付きICレコーダーあったぞ・・・・。と思って検索してみたのがこちら。NHC FM/AMチューナー内蔵、高音質、高機能タイプ「デジタルボイスレコーダー」 VR-R1670

写真は、The Elements of Styleさんのところで見ていただきたいのだが、この二つ、写真を見る限り「そっくり」、というか「同じ」だ!

 The Elements of Styleさんも「サンヨーの製品はNHCのOEMなのかな」とおっしゃってましたが、果たしてどちらが製造元なんだろうか。確かにサンヨーが韓国製品を自社ブランドで発売した可能性も高いのだが、一方、サンヨー自体が国内各社に対し色々な種類・量の家電製品のOEM元になっているという実績もあることから、韓国で先行発売していたものを国内販売に踏み切ったとも考えられるが。。。さて真相は如何に?


・「デジタルボイスレコーダー」 VR-R1670

※サンヨーからは、現在は後継機ICR-RB78M(S)、ICR-RS110MF(S)が出ています。

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2005.01.29

「欽どこ!」の「クロ子とグレ子」のDVDが発売へ

かつてテレビ朝日「欽ちゃんのどこまでやるの!」(略して「欽どこ!」)を見てた人、中でも、今でもコサキンのラジオを聴き続けているような人たちにはうれしいニュース。「欽どこ!」の中でやっていた「クロ子とグレ子」のコーナーのDVDが発売されることとなった。4月6日の発売日が待ち遠しい。

情報元:日刊スポーツcom「クロ子とグレ子」のDVDが発売へ

 「コサキン」の二人については以前もとりあげたところだが、「欽どこ!」で「クロ子とグレ子のどこまでやるの」をやっていた時は、まだテレビはもちろん、ラジオでも今ほどの人気者ではなかった。関根さんは「欽どこ!」の出演にあたり、欽ちゃんから「ラビット関根」の芸名をやめるように言われ、本名の「関根勤」に戻した頃で、それまで「コサラビ」だった二人のラジオでのコンビ名も「コサキン」となった。

 余談だが、テレビでは二人で出ていても当時から「コサラビ」も「コサキン」も使わなかった。ずっと後になってコサキンの名を冠したテレビ番組もできたが、基本的に長続きせず。二人が「コンビ」として活動するのは事実上ラジオだけということもあって、ラジオの世界では比較的通りの良い「コサキン」の名前も世間一般ではそれほどの知名度がない(苦笑)。

 この頃はいわゆる欽ちゃん番組の全盛期で、番組ごとに多少の時期はずれるものの、月曜「欽ドン!」(フジテレビ系)、火曜「たみちゃん」(実際はこの前に番組があるのだが、忘れた)、水曜「欽どこ!」(二つともテレビ朝日系)、金曜「週刊欽曜日」(TBS系)、とゴールデンタイムにそれぞれ欽ちゃん番組があってそれぞれ20%以上の視聴率を上げていた時期だ。(これより遅れて、欽ちゃん番組を持っていなかった日本テレビがゴリ押しして日曜に「日曜9時は遊び座です」をスタートさせるが、この無理が欽ちゃん転落のきっかけとなるのはまた後の話である。)
 「欽どこ!」は1976年スタートだが出演者は時代時代で変わっており、「クロ子とグレ子のどこまでやるの」があった1983年前後は、見栄晴が人間となり(藤本正則、現・見栄晴)、見栄晴の妹として「のぞみ(高部知子)、かなえ(倉沢淳美)、たまえ(高橋真美)」が出演、この3人が「わらべ」として出した番組エンディング曲「めだかの兄妹」が年間レコード売上げチャート1位だか2位だかの大ヒットを記録、番組の視聴率も83年6月22日には42%という驚異的な記録を出すという絶頂期だった。

 「クロ子とグレ子」は基本的にセットの前で二人がコントをやるだけのシンプルなコーナーで(だからこそ「The Elements of Style」さんのところで言われているようにDVD化しやすかったのだろうけど。)いわば「欽どこ!」の中ではコーナーのつなぎのような扱いだったし、「欽どこ!」本編のコントには「クロ子とグレ子」はほとんど出演させてもらっていない。(そもそも「クロ子」は「黒子」のことで、裏方である。黒子が二人いても画面で映えないため、一人はグレーにしたところから「クロ子とグレ子」となった経緯がある。)しかし、人気番組で毎週顔を売ることが出来たのは、お二人にとってさぞかし良かったに違いない。
 ラジオのほうでも、この人気を受けて、毎日欽ちゃんファミリーが出演する月曜から金曜まで(のちに土曜も)の帯番組「欽グルス電リク60分」(TBSラジオ、深夜0時から1時。のちに「欽グルスショウ」に改名)に出演することになる。

 DVD発売は4月6日だが、ラジオでコサキンのお二人がどういう取り上げ方をするか楽しみだ。

<関連>
 「コサキンDEワァオ!」 (TBSラジオでは毎週土曜日深夜 0時~1時放送)
 「コサキンソングをステレオで聴く」 (2005.01.16の記事)

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2005.01.28

ニュース番組のワイド化

とうとうTBSも夕方の「ニュース番組」という形をとった「ダラダラワイドショー」に参入するらしい。

 これまでTBSは、ニュースの時間を「ニュースの森」として独立した番組として取り扱ってきたが、3月28日から「イブニング・ファイブ」(午後4時54分~6時55分)をスタートさせるとのこと。当然「ニュースの森」は終了となる。
 今の「ニュースの森」自体も1時間番組だが、ニュースらしいのは前半だけでローカル枠となる中盤以降は単なる情報番組と化しているが、仕事に関係あるニュースを見たいときなど、とりあえず主要ニュースをチェックしようと思ったときは前半だけ見ておけばよく、分かりやすかった。

 まぁワイド編成には、こういう自分みたいな視聴者がチャンネルを切り替えてしまうのを防ぐ意味があるのだろうが、今までその時間にTBSに合わせていたのは、他の局だとニュースをいつやるのかよく分からないからであって、TBSまで右へ倣えというのは残念。とりあえず、番組内のコーナーとして、ストレートニュースを扱う「イブニング・ニュース」を置くそうなので、ニュースの時間は固定されそうなのが救いだが。
 ちなみに昔のTBSは、午後6時から関東ローカルの「テレポート6」、6時30分から7時までが全国ネットの「ニュースコープ」で、分かりやすくてよかった。

 一方NHKだが、こちらも近年ワイド化が進んでいるが、基本的に「全国ニュース」「ローカルニュース」「その他の話題」の順番や時間帯(枠)を崩さないので、「そこ」だけ見たい私のような人間にはありがたい。

 それにしてもかつては「報道のTBS」と自他共に認めていたTBSが、看板の夕方ニュースにタレントをもってくるというのはちょっとした驚きである。★芸能日報!てれびまにあ。さんのところには、タレントが夕方ニュース番組のキャスターを務めた例があげられているが、テレ朝の「ニュースシャトル」は時間帯こそ意欲的であった(当初月~金の午後7時20分から8時に放送。このため「ドラえもん」などの全国ネット番組は6時50分からの30分番組になった。さらに空いた6時台に関東ローカル(ごく一部の局はネット)で一部で伝説の「パオパオチャンネル」を放送していた。その後「ニュースシャトル」はごく普通に午後6時からに戻り、変則編成は終了。)が、番組のつくりは正統派だったのでともかく、「スーパーJチャンネル」の石田純一や田代まさしというのは、いったいどういう意図があって局が起用したのか、今振り返っても疑問。

 今回のTBS「イブニング・ファイブ」はラサール石井を据えるそうだが、朝の「ウォッチ!」を見たときの仕切り方や「声」がどうにも自分には合わなかったので、「イブニング・ニュース」以外の時間は見なくなるかもしれない。

参考記事:スポニチ「ラサール石井 朝から夕方の顔に」

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2005.01.26

三洋、AM/FMラジオチューナー搭載のICレコーダー発売へ

 三洋電機が、AM/FMラジオチューナーを搭載しラジオ番組の録音が可能なICレコーダーを発売するそうだ。今までありそうで無かった製品であり、旅先などで気に入ったラジオ番組を録音したりするのには重宝しそうだが、実際どの程度売れるだろうか。

 「ICR-RB75」は、AM/FMラジオチューナーを搭載し、ラジオ番組の録音が可能なICレコーダー。32MBのフラッシュメモリを装備し、バックライト付きの液晶、モノラルスピーカーなども搭載する。LPモード時に最大約16時間50分の録音が可能で、録音形式は独自形式で、パソコンとは接続できないモデルとなる。ラジオ機能向けに内蔵アンテナを装備しており、イヤホンを利用することで、さらに感度を高めることも可能。ラジオはリアルタイム録音に限られ、タイマー予約などの機能は搭載されない。三洋テクノ・サウンドによれば、「AMラジオを搭載したICレコーダーは国内初」とのこと。

情報元:ケータイWatch 三洋、AM/FMラジオチューナー搭載のICレコーダー2機種

 昔、旅先で普段聞けない地方局のラジオ番組や局のジングルを録音するには、AM/FMラジオチューナー内蔵の録再ウォークマンを持っていったものだが、カセットテープは当時最長の120分テープでも2時間の録音、しかも120分テープはテープが薄いせいか機械にからみやすかったため、持ち歩くような環境では実質使えなかった。
 しかも録音用の生テープのほかに、旅行中に聞くために音楽を録音したテープも持っていくとなると、荷物が嵩張ってしまう、、、なんて状態だったことを考えると、大きさ約41×116×17mm(幅×高×奥行)電池を含んだ重さが約87gという、この機種でLPモード時に最大約16時間50分の録音が可能、というのは便利と言えば便利だ。

 しかしまず気になるのが、こういう「デジタルもの」とAMラジオの相性が悪いということ。パソコンなど電子機器のそばにAMラジオを持っていくと分かるが、ノイズが乗ってしまうのである。
 この「ディプリトーク ICR-RB75」はどうかというと、記事には「今回のモデルではこれを抑制する技術が用いられている」とあるのだが、果たしてどんな技術なのであろうか。せいぜいデジタル回路と内蔵アンテナの間をシールドするぐらいしかないようにも思えるのだが。あとはイコライザーでノイズ音を無理矢理低減するぐらいか。
 他にも、録音形式が独自方式でパソコンに接続できないとか、何も記述がないところを見るとAMはもちろんFMもモノラル録音らしいところとか、気になる点がいくつかあるのだが、そもそも製品の性格からすれば、趣味的に使うというよりは、ラジオ録音はメモ代わり程度の位置づけなのだろう。ちなみに製品は2月21日に発売、店頭価格は13,500円前後になる見込みとのこと。

 私個人の場合は仕事で使うことはなく、どうしても趣味的な観点で評価してしまうため、あまり良い評価を与えられないのだが、こういう製品を世に出してくれるのは選択肢があるということで、とても喜ばしいことだ。もし買ったという方がいらっしゃったら、使用感やこんな使い方ができる、といったことを教えて頂ければありがたい。

<関連記事>
 AMラジオ機能付きICレコーダー・その後
 AMラジオ付携帯電話の開発・商品化に目途


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2005.01.24

「幻のコカ・コーラCM曲」CD化

コカ・コーラの貴重なオリジナル音源を一挙に収録したCD「コカ・コーラCMソング集 1962―89」が発売されるそうだ。これまでも、変なカバー版や歌詞の一部を変えて発売された例は何曲かあるが、「オリジナル音源」だというのが、喜ばしい。
 

 1962年から89年までのコカ・コーラのCMソングを一堂に集めた豪華CDが3月24日に発売される。CMソング第1号を担当したフォー・コインズから加山雄三(67)、矢沢永吉(55)、早見優(38)、JAY WALKらによる54曲を2枚組CDに収録予定。ほとんどの曲が1度も商品化されたことがなく、時代時代のトップアーティストが彩ったJ―POPの宝物といえるCMソング集だ。
 情報元:スポニチアネックス 芸能 記事

 一口にコカコーラのCMといっても色々な曲があったが、個人的に印象があるのは、「初めてじゃないのさ~」で始まる「I FELL coke」シリーズと、早見優が歌った「夏色のナンシー」のCMバージョンである。このうち「夏色のナンシー」については、リンク先の記事に「CMバージョンは初リリースとなる」と明記されているので収録確実で喜ばしい。

 曲については豪華なラインナップになること確実だが、この際お願いしたいのは、ぜひCDケース中に入れる解説文にも、最低限気を配って欲しいということだ。
 例えば単に曲名、歌詞を載せるだけでなく、そのCMの放映期間や1カットでもCMの画面写真は欲しい。欲を言えば、そのCMキャンペーンの内容やそれが行われた時代背景について簡単にでも載せてあれば、曲を聴きながら当時を振り返ったり、コカコーラの歴史を感じたりすることができる。そうなれば、わざわざ買って手元に置く価値が出てくるというものだ。

 なぜこんなこと書くかと言うと、昨年、石丸電気やヨドバシカメラ等、電気店で流れるテーマソングを集めたCDが発売されたことがあったが、買ってみてちょっとがっかりしたからだ。
 そのCDには「曲数が少ない割に値段が高い」という根本的な不満があったのだが、それはともかく、せっかく世間的には「変わった曲」を収録した「企画モノ」なのにもかかわらず、その曲についての解説もなにもなく、「ただ歌詞載せました」という味もそっけもないもので、この手のCDを面白がって買ってくれるコレクターの気持ちを全然分かってない代物だったからである。(その割にステッカーのおまけなんかつけてるあたり、とことん「外している」としか言いようがないのだが。)

 正直、音さえ聞ければいいのなら、昨今の状況からすれば、レンタルでもなんでもすれば済む話なわけで、あえて購入させるようなプラスアルファに期待したいのだ。とにかく発売が楽しみである。

(7/26追記)
・CDはすでに発売されているが、CMソングデータブックも発売されるようだ。どんな内容になるか、こちらも楽しみ。詳しくは下記リンク先を参照。


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2005.01.23

TBS宮内アナ、まもなく定年退職

 TBSラジオではコサキンや伊集院さんの番組で「落ち武者」としておなじみ(?)、TBSの宮内鎮雄アナウンサーが今月(1月)末で定年退職するそうだ。名物アナの特徴ある声を聞く機会が減るかも知れず、とても残念である。

 TBSの名物アナウンサー、宮内鎮雄さんが24日に60歳の誕生日を迎え、今月末で同社を定年退職する。Tシャツに長髪、ヒゲのスタイルはアナウンサーとしては型破り。同社のある東京・赤坂では有名な存在でもあった。

 かつての人気深夜放送「パック・イン・ミュージック」のDJや人気バラエティー「風雲たけし城」のナレーションなどで、宮内さんの特徴ある声を御存じの向きも多いだろう。テレビ出演は少なかったが、局アナの長老格として一目置かれる存在だった。「口の悪い人は、“赤坂原人”と名づけたほど。ウチで出しているアナウンサー名鑑に『万年ヒッピー』と記すなど、存在感のある先輩です」(TBS関係者)。

情報元:Yahoo!ニュース - エンターテインメント - 夕刊フジ

 記事のほかにも、ラジオ「伊集院光 日曜日の秘密基地」(毎週日曜13時~)内のナレーションや、ラジオの番組告知・映画試写会のお知らせ等のCM、テレビの「この番組は、ご覧のスポンサーの提供でお送りします」というナレーションなどもやっており、名前をみたことが無い人でも、声を聞けば多くの人が「この声の人か」と分かると思う。

 なにせ特徴のある、しかも格調高い声なので、あの声でオチャラケた内容、意味不明の単語を真面目に読ませると、とにかく笑える。おまけに自局のアナウンサーだから使いやすいということで、TBSラジオの深夜番組にとっては欠かせない存在だったのではないか。(もちろん本業のアナウンス技術にプラスアルファの価値があるという意味で)

 ちなみに宮内アナの同期には「ザ・ベストテン」(テレビ)や「土曜ワイドラジオ東京」の久米宏、「パックイン・ミュージック」「夜はともだち」の林美雄(平成14年死去)らがいたというから、当時のTBSは個性派揃いであるが、宮内アナは、声も個性的だが、冒頭に「落ち武者」と書いたとおり、風貌もとっても個性的だ。確認したい方はTBSの「アナウンサー通信」にある、宮内鎮雄のプロフィールのページをぜひともご覧あれ。衝撃的です(笑)。

 とにかく活字であのナレーションの可笑しさを伝えるのはなかなか難しいのだが、「オフ_ザ_グラウンド」さんのところの「宮内鎮雄アナ」によると、伊集院光さんのラジオ「深夜の馬鹿力」(毎週月曜深夜1時~)の中で、宮内アナの業績をたたえる企画として、『緊急企画「日本ラジオ遺産 宮内鎮雄の声」のコーナーを設け、宮内アナの取り残した声・単語を幅広くリスナーから募集する』とのことなので、宮内アナの特徴ある声で真面目に読み上げる「おかしさ」をお聞きになりたい方は、ぜひ番組を聴いてみて欲しい。

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2005.01.22

昔…ラジオ、今…ブログ? 微妙な「知る人ぞ知る」感覚

写真も載っててイイ感じなので、こりゃトラックバックで抜かれるのも時間の問題かな(ΦωΦ) しかしオイラもブロガーとして一応、防衛策を考えてみた。 とりあえず、思いきって アダルトブログにするか...。

 これが、今ブログ界(そんなものあるのか?)で人気の眞鍋かをりさんのブログ、眞鍋かをりのここだけの話の文面の一部である。古田捕手のブログを見て挑戦を受けた眞鍋さん、なかなかいい感じである。

 元々アクセスの多いブログだったようだが、「トラックバック日本一」と言われだしてから更に注目度がアップ。そこへヤクルトの古田捕手がブログを開設するに当たり「打倒、眞鍋かをり」なんて書き出した(もちろんウケ狙いも含めてだろうが。)ものだから、相乗効果でどちらもすごいことになっているようだ。

 人気の秘密は、なによりも眞鍋さんの書く、読んでて楽しい文章なのだと思うが、インターネットが普及して以来、どこのタレント事務所もホームページを開設しており、タレントの公開日記形式のサイト自体はそれほど珍しいわけではない。
 しかし今彼女のブログが人気なのは、プラスαの要因として、お金と手間をかけて凝ったグラフィックで作成された公式ホームページに比べ、個人のページと同レベルの手作り感(基本的にはシステムが同じだから当然だが。)と、本人が直接文章を考え入力しているという現実感(実際はどうだか知らないが、そこはどちらでもいいのだ。)があって、彼女のプライベートを覗き見する感覚がいいのではないかと思う。しかもコメントやトラックバックでその場にとりあえず参加できるし。
 そして、実はこれが意外とあるのではないかと思っているのが、「ブログという媒体の微妙なマイナー感」である。つまり、インターネットは最近は子供もお年寄りも知っていて、めずらしくもない。しかしブログとなると、まだそこまでの知名度はない。「知ってる人だけが知っている」という仲間内感覚が通用する世界で「一般にはあまり知られてないけどこれ面白いよね」という感覚である。

 そんな世界がそういえばかつてあったなぁ、と思い浮かべるのは、ラジオの深夜放送である。

 深夜放送自体がまだメディアとしての力を持っていた1970年代はともかく、1980年代以降テレビに押されたラジオは、それまでの広く浅く万人向けの放送から、よりスキマの需要を求めて、狭く深い分野でリスナーを相手にするようになってくる。
 折りしも80年代はアイドル全盛期。有名無名の多くのアイドル達が自分の名前を冠したラジオ番組を持った。電波自体は広く飛んでいても、その時間にあえてスイッチを入れてダイヤルを合わせないと参加できない世界。そういう場だからこそ、そこでアイドル達は近況報告をしてみたり、フリートークしてみたり、寄せられた質問に応えてみたりして「テレビでの私とは違う一面」を演出したり、時には本当に披露したりした。リスナーはそれを聴いてテレビに無い親近感を感じたものだ。そこにあったのは、わざわざテレビではなく「ラジオ」を聴いているという「知る人ぞ知る」感覚である。
 そういうリスナーというのは、同じ内容を宣伝しても浸透度が違う。一過性のテレビと比べ、視聴している絶対数は少ないにしても、ラジオをすることによる人気・知名度のアップやレコードセールスへの影響は決して少なくなかったのではないか。

 ラジオにおいて、例えば「フリートークがうまい人」もしくは「本当は台本がちゃんとあるのだけど、そう感じさせないようにしゃべることができる人」と、「そうでない人」がいるように、誰もが眞鍋かをりさんのブログのような文章が書けるとは限らないのだが、そのうち「ブログアイドル」こと「ブロドル」?なんてのが、出てくる日が来るだろうか。さすがにキツイかな。

 ※ちなみに、冒頭で紹介の眞鍋さん、「そんな無謀なこと考えてません。」 ・・・だそうですので、念のため。

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2005.01.20

「AM神戸」は再び「ラジオ関西」へ

 神戸に本社を置く「AM神戸」が、再び呼称を「ラジオ関西」に戻すそうだ(正式名称は元々「ラジオ関西」)。

 ラジオ関西が「AM神戸」の呼称を使い始めたのは1994年(下記「AMKラジオ関西ファン」による)。この「AM○○」というパターンは、同じラジオでもFM放送の場合は、FM東京、FM大阪など、「FM○○」という社名・呼称は一般的であるが、AMでは過去も含めて無かったのではないか。

 当時の改称の背景には、「AM神戸」の正式な呼称(と言うのも変だが)が、周波数の「558」も取り入れた「AM KOBE 558」(数字は「ゴーゴーエイト」と読ませる)という名前であったことからして、テレビやFMに押されるAM放送というメディアの活性化、特に若年層にミナト神戸の放送局としてアピールすることを狙ったのではないかと思われる。確かにある意味新鮮な名称ではあったが、実際に流れてくる多くの番組は「ラジオ関西」のテイストであり、それは、あえて現在のAMラジオの聴取者の主流である高年齢層を切り捨てることが営業的に得策ではなかったからなのだろう(推測だけど)。

 近年のラジオ局の呼称変更の例としては、首都圏のリスナーからは「エフ横」と呼ばれ、先発局のFM東京とは一味違う局としてリスナーにも認知されていた名称を、なぜか「ハマラジ」に改称したもののさっぱり定着せず、数年で元に戻したものの、「エフ横」という名の通った通称まで廃れさせて踏んだり蹴ったりの「FM横浜」の例がある。
 ちなみに、FM横浜としては改称失敗を認めたくないのか、表記は「FM YOKOHAMA」として、当初とわざわざ変えているところがなんとも・・・・。(※すみません、ここらへん主観です。)

 ラジオ関西の場合、とりあえず10年は「AM神戸」の呼称を使ったところからすると、必ずしも失敗と言うわけでもないんだろうし、開局当時は「ラジオ神戸」(神戸放送株式会社)といい、その後「ラジオ関西」に改名した経緯もあるので、歴史は繰り返す、といったところだが、ラジオ関西への社名変更は1960年だというから、大方の人にとっては「ラジオ関西」の名称がやはりしっくりくるのに違いない。

 そんなわけで再び「ラジオ関西」を使うということなのだが、ラジオ関西といえば「海の見える放送局」というキャッチフレーズである。関西の人にはもちろん、かつての深夜放送世代、BCLブームの世代にはおなじみだろう。
 あの阪神大震災で須磨にあった局舎が倒壊し、移転して再建すると聞いたとき、例えば三宮駅前のビルの一角など海岸から離れたところに移転したら、もうあのキャッチフレーズは使えなくなるな・・と、行方に注目していたのだが、移転後の新本社も海から近いところとなり、余計なお世話ながらほっとした。
 おなじみの「♪こっこは、海の見える~」でおなじみ、チューインガムの「海の見える放送局」のメロディも復活する(した?)と言う話もあるし、ラジオ関西さんには、これからもリスナーに愛される放送局であって欲しいものだ。

(参考)
 TEAROOM☆NAOKO -ANNEX-: AM神戸からラジオ関西へ
 ちはろぐ: 海のみえる放送局
 AMKラジオ関西ファン(ファンサイト)

<ラテログ内関連記事>
・ラジオ関西のテーマ曲「海の見える放送局」


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2005.01.18

阪神・淡路大震災10年(3)-当時の思い出

 先週忙しくて見られなかったNHKテレビ「プロジェクトX」をやっと見た。もちろん内容は、JR東海道本線六甲道駅の復旧工事を扱った、「鉄道分断 突貫作戦 奇跡の74日間」(1月11日放送)である。

 「賽は投げられた」さんの 「救命病棟」を差し置いて見た番組には、番組の内容はもちろんのこと、震災当時の阪神間の通勤状況や、神戸とそれほど離れていないはずの大阪ですら何も無かったかのような普通の生活が行われていたことなど、「プロジェクトX」が取り上げた復旧工事当時の背景が簡潔かつ的確に書かれているので合わせてご覧になっていただきたいが、番組を見るまでも無く、震災後、鉄道をはじめ、電気、水道・下水道、ガス、電話など、ライフラインと呼ばれている部門の関係者の方々の早期復旧への努力には本当に頭の下がる思いがする。

 我が家の場合、昨日もちらっと書いたが、祖父が神戸市内で一人暮らしをしていた。幸い大きな被害はなかったため、祖父は一人で頑張っていたようだったが、水・食料も不足し、店も閉まっている状況の中で、「そうはいっても一人でずっといるわけにもいかんだろう」と、関西在住の親戚が交代でそれこそ何時間もかけて時々様子を見に行っていた。もちろん私の母親も様子を見に行きたかったようだが、市内へなかなか入れないような状況では、関東在住である私の母親はそう簡単に訪ねていくわけにもいかない。

 そんな中で、阪神電車と阪急電車そしてJRの開通区間を乗り継げば神戸市内中心部へ行けるようになったというニュースが入った。まだJRの六甲道は復旧していない頃だ。それでも東京では、「電車で行ける」ということぐらいしか分からない。
 電車に乗るのにどれぐらい待たなければならないのか、乗り継ぎといっても通常なら乗り換えるような駅ではないから、乗り継ぎのバスに乗るのか、徒歩連絡なのか、混雑はどれくらいなのかも、東京で流れる全国ネットのニュースではよく分からない。結局、最低限の土地勘もあり、男一人ならなんとでもなるということで、しばらくして休みが取れた時に、私が母親の代わりに神戸を目指すこととなった。

 当日どういうルートで乗り継いでいったのかは、どこかに記録しておいたのだが手元になく、はっきりとは覚えていない。恐らく、部分開通していた阪神電車で青木(読みは「おおぎ」である。東京のマスコミはよく間違えていたが。)まで行き、そこから阪急御影駅まで連絡バス、そして同じく部分開通していた阪急電車で王子公園へ、そこからJRの灘駅まで歩き、JRに乗ったものと思われる。

 大阪市内ではいたって平常な様子だったのが、神戸に近づくにつれ、見る見るうちに風景が変わってくる。何事も無いかのように立っている家の隣に全壊した家がある。青いビニールシートがあちこちにかけられている。瓦礫を片付け綺麗さっぱりと何もなくなってしまった土地がある。
 テレビで見ていた被災地の様子が目の前にあった。しかしどんな画面も、現地で生で見た風景には敵わない。一応カメラも持っていってはいたのだが、とうとうシャッターを押す気にはなれなかった。しかしその時見た光景は今でも覚えている。祖父の家には暗くなった頃無事にたどり着いたが、祖父は案外元気でホッとしたものだ。

 晩飯は祖父がよく行っていた近くの串カツの店へ行ったのだが、ガスが復旧しておらず電気しか使えないため、刺身と湯豆腐ぐらいしか出来ないという。しかしその時の刺身と湯豆腐は美味かった。
 あれから10年、あの店は無事営業しているだろうか。

<ラテログ内関連記事>
阪神・淡路大震災10年~各局が特別番組を編成
阪神・淡路大震災10年(2)-震災報道に思うこと
東京メトロもラジオ受信を、災害対策で在京各局が要望
阪神淡路大震災から11年目 ラジオ関西など特別番組


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阪神・淡路大震災10年(2)-震災報道に思うこと

昨日の記事に書いた特別番組のうち、JRNの報道特別番組(東京ではTBSラジオで放送)を聴いた。

 番組内容は、前半で震災に対するこれまでとこれからの取り組みについての解説と展望、被災者の10年間の思いを手記にしたものの読み上げ、震災当時に神戸市長田区の大正筋商店街を取材したTBS記者による現地取材など。後半は、新潟放送から先日の新潟県中越地震に見舞われた方の仮設住宅からの中継、東北放送からはここ数年のうちに高い確率で地震が起こるといわれている宮城県の津波に対する対策と地域住民の認識の現状報告、そして静岡放送からは東海地震に向けた静岡の取り組みなどが紹介された。

 番組全体の感想としては、ずっと震災を追ってきた毎日放送が制作しているせいか、全国ネット番組にありがちな過度に煽るようなこともなく、比較的淡々と番組が進行したのはよかったと思う。
 ただ相変わらず、被災者の方の手記の読み上げのところに、これ見よがしな悲しげなBGMをつけてたのは興ざめだった。手記の内容はそれ自体が重い言葉であり、しかもそこにある感情は、単純に「悲しい」だけではないはずなのに。
 
 そういえば、震災の当日や翌日等に放送された全国ネットのテレビ報道特別番組は、今思い出してもひどかった。番組冒頭に入るセンセーショナルなテーマソング、阪神高速や阪急伊丹駅の倒壊現場シーンに大河ドラマのようなナレーション、そしてCMに入るたびに繰り返される派手なテロップと音楽。
 当時、私の祖父が神戸でこの地震にあっていたせいか、地震関連の報道を見るにつけ、必要な情報がなかなか取り上げられないことも含めて、「この種の特別番組というのは、被災者やその関係者に対してではなく、なんら関係の無い部外者に向けて放送されているんだなぁ」とつくづく感じたことを記憶している。

 今回の番組に限らず、災害の悲惨さを伝える番組や特集が放送されるが、それぞれのシーンに必要以上のBGMやナレーションで脚色する必要はまったくないと思う。この種の番組を視聴している人は、例えばNHK「プロジェクトX」を見るときのように、感動を求めて視聴しているわけではないのだから。

(2006/1/17追記)
・平成18年の特別番組等についてはこちらへ→ 「阪神淡路大震災から11年目 ラジオ関西など特別番組」


<ラテログ内関連記事>
阪神・淡路大震災10年~各局が特別番組を編成
阪神・淡路大震災10年(3)-当時の思い出
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2005.01.17

阪神・淡路大震災10年~各局が特別番組を編成

 1月17日はあの「阪神・淡路大震災」が起きた日だ。今年は震災から10年の節目ということで、Yahoo!テレビのテレビ・ラジオ番組表や各放送局のホームページの情報をざっと見ただけだが、各局が多くの特別番組を組んでいる。

そのうちラジオの主な特別番組は以下のとおり。
・NHK第一
 朝5:00からの「神戸発阪神淡路大震災10年」をはじめとする、ニュースや大相撲中継等を除いた、ほぼ一日震災関連の特別番組を放送。内容は午前5~8時30分の「あの日あの時」、午前9時からの「復興は今」、午後1時からの「災害に強い街づくり」等。17日に正式オープンとなる神戸放送局からの10時間生放送。
◆詳しくはNHKの該当ページ
 http://www.nhk.or.jp/radiodir/osu/osu.html

・JRN報道特別番組(大阪・MBS発)
 午後1時からの2時間番組。震災から10年を迎えた神戸の様子や追悼式典会場からの中継をはじめ、震災以降の10年を振り返りつつ震災の教訓を発信するとともに、新潟県中越地震の被災地の現状、「災害時のラジオの役割」などを伝える、JRN(ジャパン・ラジオ・ネットワーク)加盟6局(大阪:毎日放送(MBS)、新潟:新潟放送(BSN)、宮城:東北放送(TBC)静岡:静岡放送(SBS)、名古屋:中部日本放送(CBC)、東京:TBSラジオ&コミュニケーションズ)の共同制作番組。
◆詳しくはMBS、TBCの該当ページ
 http://mbs1179.com/shinsai/
 http://www.tbc-sendai.co.jp/02radio/fr_hanshin.html

 このほか地元関西では、MBSラジオとラジオ大阪が地震発生時刻の5時46分をまたぐ朝5時台に特別番組を組んでいるようだ。もちろん他の局も通常番組の枠の中で震災に触れるのだろう。
◆詳しくはラジオ関西(AM-KOBE)、ラジオ大阪(OBC)の該当ページ
 http://www.jocr.jp/bangumi/bangumi.html#shinsai
 http://www.obc1314.co.jp/shinsai/index.htm

 FMについても、前日ではあるが特別番組「JFNスペシャル2005 HEART TO HEART 2005」をJFN全国38局フルネットで放送、地元神戸のKiss-FM KOBEは、17日当日の自社製作枠の中で特別番組を組むようだ。
◆詳しくはKiss-FM KOBEの該当ページ
 http://www.kiss-fm.co.jp/0117/

 一方テレビについても、地元サンテレビが朝5時30分からの生中継「阪神・淡路大震災1.17のつどい」にはじまり7時間の特別番組を放送するほか、在阪各局もABC発のANN報道特別番組「阪神淡路大震災10年『鎮魂5時46分』」(午前5時40分から)をはじめ、特別番組を放送するようだ。もちろんNHKテレビもラジオ第一と同様に多くの特別番組を放送する。
◆詳しくはそれぞれの該当ページ
サンテレビ http://www.sun-tv.co.jp/sinsai/index.html
ABCテレビ http://webnews.asahi.co.jp/special/yell/
関西テレビ http://www.ktv.co.jp/info/press/contents/050117.html
よみうりテレビ http://www.ytv.co.jp/10years/bangumi/index.html

(2006/1/17追記)
・平成18年の特別番組等についてはこちらへ→ 「阪神淡路大震災から11年目 ラジオ関西など特別番組」


<ラテログ内関連記事>
阪神・淡路大震災10年(2)-震災報道に思うこと
阪神・淡路大震災10年(3)-当時の思い出
東京メトロもラジオ受信を、災害対策で在京各局が要望



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2005.01.16

コサキンソングをステレオで聴く

 このblogの副題が「ラジオとテレビに関して・・・」となっているのは、単にラジオとテレビを並べたのではなく、あくまでもラジオネタのほうを中心にしたい、という意図があったりする。

 しかし、ではどれだけ現行のラジオ番組を聴いているかというと、ほとんど聴いてないのが実情で、結局書いているネタは過去の思い出話ばっかりだったりするわけだが、そんな中で今も聴いている数少ない番組の一つが、 「コサキンDEワァオ!」 (TBSラジオでは毎週土曜日深夜 24時~25時)である。

 知らない方にものすごく簡単に説明すると、小堺一機と関根勤の二人が「意味ねぇ」トークを繰り広げる番組である。ホントはこの説明では自分自身納得がいかないのだが、説明するのもなかなか難しいので今日のところはやめとく。

 で、この番組、最近までは水曜深夜1時の放送だったのだが、昨年秋の改編で今の時間に移ってきた。この枠移動はリスナーからは「つい聞き逃すようになった」とか、特に地方リスナーからは「いつもの時間につけたら放送してなかったのでとうとう終わったのかと思った」等とあまり評判が良くなかったようだ。

 しかし自分の場合は、この枠移動で、しばらく聴いていなかった「コサキン」を再び聴くようになった。深夜放送はやはり深夜に聴いてこそだと思うが、正直社会人となって翌日の仕事を考えると、週の真ん中水曜を夜更かしすることはできなかったのだ。もちろん最初は録音して週末に聴いていたりしたのだが、いつしか聴かないままのテープがたまり、時々思い出して聴く以外、自然と聴かなくなっていた。それが移動で一気に聴きやすい時間になったので復活したというわけ。時間短縮(2時間番組が1時間になった)はちょっと残念だったが、つまらない若手のコーナーとか、正直番組も間延びしている印象があったので、ちょうどよかったのかもしれない。

 そんなわけで秋からはちょくちょく聴くようになったのだが、昔と違うのは、それこそ「欽グルス」時代などは1週聴き逃しただけでも、ネタのテンポが速くついていくのが大変だったのに比べると、多少のブランクがあってもついていけることと、そして、コサキンをステレオ放送で聴けることだ。
 AMステレオ放送についてはまた後日書こうと思っているが、古くは「リカちゃんトリオの歌」から、最近では紅白出場までブレイクしてしまった「マツケンサンバ」まで、本来なら、まずFMでは流れないであろう、レコードやCDを買うこともないであろうコサキンソングをステレオで聴くのは、また違った味わいがある。

 1981年のスタート以来20年以上、放送枠、番組名を変えつつも続いてきた「コサキン」、これからも地味に長く続いてもらいたい。

<余談>
 ちなみに、すきまさんの石原さとみのミュージックソンまであと○日の文末にも書かれているように、ココログの標準カテゴリにはラジオが無い。私の場合はあえて「ラジオ」カテゴリを作ってしまったが、「ラジオカテゴリを作っても、今後カテゴリに入れるものがあまりない」というのは、よく分かります。ま、思い出話も交えつつ、ボチボチ更新していけるといいのだが。

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2005.01.15

古舘伊知郎の向き不向き

 古舘伊知郎が日本テレビ「おしゃれカンケイ」を降板し、テレビ朝日「報道ステーション」のキャスターに専念する、という記事をみた。しかし今の「報道ステーション」での古舘さんを見る限りでは、チャレンジ失敗だったのではないかとつい思ってしまう。

 古舘さんというのは、決してしゃべりが下手な人ではないと思うが、やはり向き不向きはあると思う。
 例えば、元々プロレス実況で名を上げたとおり、絵的に派手で常に動きがあるシーンの実況にはあの矢継ぎ早のトークは合っていると思う。しかし、動きの少ない場面の描写や今の「報道ステーション」のように相手の話をじっくり聞き込む場合、間を埋めようとするのか、つい全部自分でしゃべってしまい、「ただうるさいだけ」の人になってしまっている。
 特に政治家など、本人があまり話したくない、触れたくない話題をあえて相手にしゃべらせようとすると、無駄に持ち上げてみたり、いらん比喩を付け加えてみたりして、ますます空虚な空間が広がっている気がして痛々しい。

 私が思うに、古舘さんのしゃべりというのは、画面に乗せる派手な効果音と同じく、画面を引き立て盛り上げるしゃべりなんだろうと思う。つまり、主役はあくまで写っている「絵」なのだ。その絵の後ろでその状況をより盛り立てているうちはよかった。プロレス実況でも主役は当然プロレスであり、それを盛り上げるのがまさに実況だから。

 「報ステ」の古舘さんが、見ているほうも(恐らくやってるほうも)今ひとつしっくりこないのは、古舘さん自身が、自分が画面上の主役になってしまったときの対処が掴めず、戸惑ってしまっているからではないだろうか。


 ちなみに 「おしゃれカンケイ」枠の古舘さんの後任としては、★芸能日報!てれびまにあ。さんのところでは、久米宏の起用がいいのではないかと言われている。
 私個人としても司会に戻った久米さんをぜひ見てみたいのだが、久米さんには本当はラジオを一本やって欲しいのだ。業界向けリップサービスかもしれないが、本人も「ラジオが好きだ」と何度も言っているようですし、自身のかつての人気番組「久米宏の土曜ワイドラジオTOKYO」(TBSラジオ)を超える新たな番組を、ここらでぜひやってもらいたい。

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2005.01.14

局のタクシー便乗で帰宅してた仁鶴師匠、今や特別顧問に

 私事で恐縮だが、ブログを始めて3日目という自分の書いた記事に、初めてトラックバックがあった。
なんか妙に嬉しいもんですね、こんな文章でも読んでくれている方がいらっしゃるなんて。
 この場を借りてとりあえずお礼を申し上げます。

 で、その記念すべき記事は、
「探偵ナイトスクープの顧問とちゃうでー!!吉本の裏番長「笑福亭仁鶴」が特別顧問に・・・」。

 東京ではNHK「バラエティー生活笑百科」(土曜昼0時15分~)でおなじみの仁鶴さん。
 仁鶴さんを「昭和40年代以降、吉本の発展に貢献した功労者」と紹介している記事もあるとおり、今や重鎮の仁鶴さんだが、まだ駆け出しだった仁鶴さんをブレイクさせるきっかけとなった番組のひとつが、かつての人気深夜ラジオ番組「ABCヤングリクエスト」(略して「ヤンリク」。1966.4~1986.10放送)内の帯番組「仁鶴・頭のマッサージ」であるらしい。

 仁鶴さんは当時、放送が夜だったのにも関わらず、毎日ABCのスタジオから生放送でハガキを読んでいたのだが、自分の出番を終えたらすぐ帰らないと電車がなくなってしまう。しかし、時間はあってもカネのなかった当時の仁鶴さんは、出番が終わってもそのままヤンリクが終わるまで局で待っていて、ヤンリクを終えて帰宅するABCの局アナのタクシーに便乗して帰宅することによって交通費を浮かせていたという。

 この話は「ヤンリク」最終回の時に、特別ゲストに来た仁鶴さん自身も事実だと認めていた話だが、それを聞いた司会のアナウンサーが、「その頃は吉本のギャラが安かったからですね」と話を振ると、「いや、その前に根本的には朝日(※ABCのこと)の(吉本に支払う)ギャラが安かったからや」と切り返していたあたり、さすが師匠である。(笑)

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2005.01.13

関西以外では紹介に困る?微妙な知名度の林繁和先生

 ABCの「探偵!ナイトスクープ」で革靴やドブ貝を料理してみたり、母乳でお菓子を作ってみたりと、料理ネタならおまかせの林繁和先生が、西川きよしの長女・かの子さんと結婚したそうだ。

・・・と書き出したが、このニュースを「林先生のニュース」として報じたりコメントしたりするのは、関西以外ではほとんどないかもしれない。

 この林先生、大阪・中之島の「辻学園調理技術専門学校」の教授という肩書きを持ってはいるのだが、いかんせん、関西のメディアならともかく、全国ネットではまだまだ知名度がないせいか、ヤフーなどのネットのニュースも含め、あくまで主語は「西川きよしの長女・かの子」であり、その「結婚相手が林先生という人」という扱いである。

 自分は出かけに朝、テレビ朝日の「やじうまプラス」でちらりと見ただけなのだが、ここでも林先生は「料理学校の教授」といった、なんだか一般人みたいな扱いをされていた。

 一応「探偵!ナイトスクープ」はテレ朝でも放送しているのだから、そこに出演して人気を博しているみたいなことぐらいは触れるかと思ったがまったく触れられなかったようで、放送時間や頻度が示すように、東京における「探偵!ナイトスクープ」は、やっぱりマニア向け番組の扱いなのだろう。

 それにしても林先生はともかく、いちいちニュースの記事タイトルや本文中に「西川きよしの長女かの子さん」という注釈をつけなきゃよく分からない人が主語となるニュースってのも。。。

 マスコミも今日はあまりネタがなかったということなのかなぁ。

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2005.01.12

「ラジアメ」のネタがテレビで蘇る

 最初っからいまさらの話題になるけど、1月3日にフジテレビ系で放送された『タモリのジャポニカロゴス』で、三省堂の「新明解国語辞典」のユニークな?解説を取り上げてた。

 この手の日本語ネタの定番になりつつあるような「新明解」ネタだけど、番組を見てて、「なんだ、『新解さんの謎』からネタを持ってきたんだ」と思われた方も多いはず。

 ところがどっこい、歴史はさらに遡る。(←そんな大げさな)

 20年ほど前にTBSラジオほか全国で放送されていた、『大橋照子のラジオはアメリカン』(略して『ラジアメ』)の中の投稿コーナー「ちょっと止まって○○」で、この辞書の解説の面白さについて全国から投稿が殺到。
 辞書の解説文から「新明解」の作者金田一氏にまでリスナーの暖かい?ツッコミが入るくらい愛されるほどの人気で、この頃から当時のリスナーは「新明解は面白い」というのを知っていたのだ。
 番組内の人気につれ、投稿するが為に「新明解」を買ってきたリスナーもいたようだから、きっと三省堂の売上げにも貢献したに違いない。

 おまけに、リスナーが三省堂本社に「番組で「新明解」が人気です、ぜひ番組を聴いてみてください」と手紙を送り、「聴く機会は無さそうですが、これからもよろしくお願いします」と返信がされてきたのだからスゴイ。
 もっとも、番組ではもっばら笑いのネタ、ツッコミの対象として扱われていたわけで、「たとえネタにされてでも、メディアに取り上げられれば美味しい」というような風潮の現代とは違い、当時の三省堂にとっては不本意だったかもしれず、聴かれなくて良かったのかもしれないけど(苦笑)。

 現在30代以上の深夜放送ヘビーリスナーじゃないと覚えてないかな・・・?

 ちなみに今回のタモリさんの番組の構成作家が『ラジアメ』のことを知ってたかどうかは不明。構成作家の中に『ラジアメ』をやってた鶴間正行氏が入っていれば思いっきりネタの流用だが、そこまでは確認しなかった。真相はいかに。

 ※『新解さんの謎』・・・という本が昔出版されて結構売れた。確かのちに文庫本にもなったはず。文庫本としても発売中。詳しくは下記のリンク先へ。


  

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2005.01.11

はじめに

当たり前だけど、色々設定があるなぁ。
仕事以外で久しぶりにまじめにパソコンの前に座った気が。

おまけに画面が重たい。

慣れるまでうまく更新できるかどうか。

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