TBS宮内アナ、まもなく定年退職
TBSラジオではコサキンや伊集院さんの番組で「落ち武者」としておなじみ(?)、TBSの宮内鎮雄アナウンサーが今月(1月)末で定年退職するそうだ。名物アナの特徴ある声を聞く機会が減るかも知れず、とても残念である。
TBSの名物アナウンサー、宮内鎮雄さんが24日に60歳の誕生日を迎え、今月末で同社を定年退職する。Tシャツに長髪、ヒゲのスタイルはアナウンサーとしては型破り。同社のある東京・赤坂では有名な存在でもあった。
かつての人気深夜放送「パック・イン・ミュージック」のDJや人気バラエティー「風雲たけし城」のナレーションなどで、宮内さんの特徴ある声を御存じの向きも多いだろう。テレビ出演は少なかったが、局アナの長老格として一目置かれる存在だった。「口の悪い人は、“赤坂原人”と名づけたほど。ウチで出しているアナウンサー名鑑に『万年ヒッピー』と記すなど、存在感のある先輩です」(TBS関係者)。
情報元:Yahoo!ニュース - エンターテインメント - 夕刊フジ
記事のほかにも、ラジオ「伊集院光 日曜日の秘密基地」(毎週日曜13時~)内のナレーションや、ラジオの番組告知・映画試写会のお知らせ等のCM、テレビの「この番組は、ご覧のスポンサーの提供でお送りします」というナレーションなどもやっており、名前をみたことが無い人でも、声を聞けば多くの人が「この声の人か」と分かると思う。
なにせ特徴のある、しかも格調高い声なので、あの声でオチャラケた内容、意味不明の単語を真面目に読ませると、とにかく笑える。おまけに自局のアナウンサーだから使いやすいということで、TBSラジオの深夜番組にとっては欠かせない存在だったのではないか。(もちろん本業のアナウンス技術にプラスアルファの価値があるという意味で)
ちなみに宮内アナの同期には「ザ・ベストテン」(テレビ)や「土曜ワイドラジオ東京」の久米宏、「パックイン・ミュージック」や「夜はともだち」の林美雄(平成14年死去)らがいたというから、当時のTBSは個性派揃いであるが、宮内アナは、声も個性的だが、冒頭に「落ち武者」と書いたとおり、風貌もとっても個性的だ。確認したい方はTBSの「アナウンサー通信」にある、宮内鎮雄のプロフィールのページをぜひともご覧あれ。衝撃的です(笑)。
とにかく活字であのナレーションの可笑しさを伝えるのはなかなか難しいのだが、「オフ_ザ_グラウンド」さんのところの「宮内鎮雄アナ」によると、伊集院光さんのラジオ「深夜の馬鹿力」(毎週月曜深夜1時~)の中で、宮内アナの業績をたたえる企画として、『緊急企画「日本ラジオ遺産 宮内鎮雄の声」のコーナーを設け、宮内アナの取り残した声・単語を幅広くリスナーから募集する』とのことなので、宮内アナの特徴ある声で真面目に読み上げる「おかしさ」をお聞きになりたい方は、ぜひ番組を聴いてみて欲しい。
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コメント
トラックバック、ありがとうございました。
こちらからもトラックバックさせていただきました。
当方もAMラジオ(関東ローカル)をよく聞いております。
ラジオの語り部として、これからもラテログ様の健筆を楽しみにしております。
ではまた。
投稿: jelly | 2005.01.29 19:38
トラックバック&コメントありがとうございます。
私の文才では「ラジオの語り部」なんておこがましく、たいしたことは書いてないし、書けもしないのですが、普段ラジオを聴かなくなった人が、たまにはラジオを聴いてみるきっかけぐらいになればいいや、というぐらいの気持ちでボチボチやっていこうと思います。これからもよろしくお願いいたします。
投稿: tabo | 2005.01.30 01:51